// BOM card_100_298_01,2,54 START, SET_CARD_BG_IN,100298, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 二人の少女は、まるで曲に合わせて舞う踊り子のように、少しのよどみもなく優雅に動き回る。 card_100_298_01_1 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_298_01_2 SET_CARD_TEXT,1,1, 「誰かを応援するために踊るのも楽しいけど、 card_100_298_01_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 自分のためだけに踊るのは、もっと楽しいわ!」 card_100_298_01_4 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_298_01_5 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_298_01_6 SET_CARD_TEXT,1,1, 「いい気分転換になるね、これは。 card_100_298_01_7 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_298_01_8 SET_CARD_TEXT,1,1, 心が充足していくのを感じるよ」 card_100_298_01_9 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_298_01_10 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_298_01_11 SET_CARD_TEXT,1,1, 舞は里乃の、里乃は舞の。それぞれの手を取り、それはもう楽しそうに夜の竹林で舞い続ける。 card_100_298_01_12 SET_CARD_TEXT,1,1, 夜風によって竹が揺らされ、周囲には竹の葉が降り注ぐ。 card_100_298_01_13 SET_CARD_TEXT,1,1, 踊りの反動で舞い上がったチリが月光に照らされ、二人の周りできらきらと輝きを放つ。 card_100_298_01_14 SET_CARD_TEXT,1,1, そこは、まさにダンスホール。自然が作り出した、二人のためだけの舞踏会。 card_100_298_01_15 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_298_01_16 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_298_01_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 「少し、テンポを上げましょう。 card_100_298_01_18 SET_CARD_TEXT,1,1, ふふっ、私についてこられるかしら?」 card_100_298_01_19 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_298_01_20 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_298_01_21 SET_CARD_TEXT,1,1, 「当然、ついていくとも。里乃の踊りに card_100_298_01_22 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_298_01_23 SET_CARD_TEXT,1,1, ついていけるのは、僕以外にはいないもの」 card_100_298_01_24 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_298_01_25 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_298_01_26 SET_CARD_TEXT,1,1, 二人の踊りは、徐々に勢いを増していく。 card_100_298_01_27 SET_CARD_TEXT,1,1, 見栄えなんて気にしない。ただ、踊りたいように、心の赴くままに舞うだけだ。 card_100_298_01_28 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_298_01_29 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_298_01_30 SET_CARD_TEXT,1,1, 「今度、隠岐奈様にも card_100_298_01_31 SET_CARD_TEXT,1,1, 私たちの踊りを見てもらいましょう。 card_100_298_01_32 SET_CARD_TEXT,1,1, きっと、喜んでくれるに違いないわ」 card_100_298_01_33 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_298_01_34 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_298_01_35 SET_CARD_TEXT,1,1, 「それはいい考えだね。僕たちの僕たちによる card_100_298_01_36 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_298_01_37 SET_CARD_TEXT,1,1, 僕たちのためだけの踊りを、見せてあげよう」 card_100_298_01_38 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_298_01_39 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_298_01_40 SET_CARD_TEXT,1,1, 二人きりのペアダンスは、勢いが衰えることもなく、ただただ激しく続けられる。 card_100_298_01_41 SET_CARD_TEXT,1,1, そんな二人を、夜空に浮かぶ月だけが、静かに見守っていた。 card_100_298_01_42 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,