// BOM card_100_307_00,2,62 START, SET_CARD_BG_IN,100307,0, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 平安時代より悠久の時を過ごしてきた少女、藤原妹紅。 card_100_307_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, 対して、現代という刹那の時を生きる少女、宇佐見菫子。 card_100_307_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, ふたりの間には、千年以上もの年月の隔たりがある。 card_100_307_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_307_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, 当然、同じ価値観は持っていない。いくら外見年齢が似ていようが、実年齢の差はあまりにも大きい。 card_100_307_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, まったく異なる時代を生き抜いてきたふたりの少女。 card_100_307_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, しかし、そんなふたりには、大きくも小さい共通点が存在した。 card_100_307_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, それは、ふたりがともに生まれつきの幻想郷出身の者ではなく、 card_100_307_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, 外部からやってきた人間であることだ。 card_100_307_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_307_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_307_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, 「妹紅さん！　あいつ、まだ追いかけてきます！ card_100_307_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, このままじゃ追いつかれるかも！」 card_100_307_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_307_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_307_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ちぃっ、足の速いやつ。 card_100_307_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_307_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 走ってるだけじゃ逃げきれないか……！」 card_100_307_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_307_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_307_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, ふたりは現在、とある事情により、幻想郷の外の世界へやってきていた。 card_100_307_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, そして数多あまたの過程を超えた先で、強敵との出会いを果たしていた。 card_100_307_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_307_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_307_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, 「え、ええっと、ちょっと待ってくださいね。 card_100_307_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, 隠れられそうな場所を card_100_307_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, スマホで探してみるので……」 card_100_307_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_307_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_307_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, 「それにどれぐらいの時間がかかるんだ。 card_100_307_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_307_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, どうせすぐには終わらないんだろう！？ card_100_307_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_307_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, さすがに待ってられないな！」 card_100_307_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_307_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_307_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1, 懐から取り出したスマートフォンを慌ただしく扱う菫子に、妹紅は一喝。 card_100_307_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1, そうしている間にも、妖怪との差は縮まっていくばかり。 card_100_307_00_38 SET_CARD_TEXT,1,1, 業を煮やした妹紅は菫子をお姫様抱っこの要領で抱え上げ、その背に巨大な炎の翼を顕現けんげんさせる。 card_100_307_00_39 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_307_00_40 SET_CARD_TEXT,1,1, 「飛ぶぞ！　暴れたら落ちるからな、 card_100_307_00_41 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_307_00_42 SET_CARD_TEXT,1,1, おとなしくしておいてくれよ！」 card_100_307_00_43 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_307_00_44 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_307_00_45 SET_CARD_TEXT,1,1, 「そ、そんないきなり言われても、 card_100_307_00_46 SET_CARD_TEXT,1,1, 心の準備が――あああああああああああああ！」 card_100_307_00_47 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_307_00_48 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_307_00_49 SET_CARD_TEXT,1,1, 炎の鳥が大地を蹴り、人工の明かりに照らされた夜空へと飛翔した。 card_100_307_00_50 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,