// BOM card_100_309_00,2,55 START, SET_CARD_BG_IN,100309,0, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 「ついに私は最強となった。これでもう、 card_100_309_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_309_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, 誰もがみんな、私を見上げることしかできない!」 card_100_309_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_309_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_309_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, 七つのオカルトボールを周囲に浮かべながら、 card_100_309_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, 宇佐見菫子はビルの間をすり抜けるように飛んでいた。 card_100_309_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, 苦労のかいあり、ついに集まったオカルトボール。その力を解放したときの、絶対的な力と高揚感。 card_100_309_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, 幻想郷の妖怪たちに散々追われて追い詰められたとはいえ、オカルトボールを使えばこの通り。 card_100_309_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, もう、彼女はただの人間ではない。幻想郷の誰もが敵わない、最強の存在となったのだ。 card_100_309_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_309_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, 「今の私なら、幻想郷の結界を card_100_309_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_309_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, 壊すことだってできるでしょうね。 card_100_309_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_309_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, 命を落とすかもしれないけれど、それもまた一興。 card_100_309_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_309_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 偉業を果たし、美しい最期を遂げましょう!」 card_100_309_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_309_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_309_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, 外の世界の天才は、安寧あんねいに包まれた古き平和を崩すべく、その力を行使する――。 card_100_309_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_309_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, 「…………なーんて、はちゃめちゃに card_100_309_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_309_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, 立ち回ってたときもあったわねぇ」 card_100_309_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_309_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_309_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, 家に飾っている水晶玉を眺めながら、菫子はあのときの自分を懐かしむ。 card_100_309_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, 幻想郷の結界を壊そうとしていた彼女だが、今ではすっかり幻想郷にもなじみつつある。 card_100_309_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_309_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, 「さ、今日も早く寝なくっちゃ。 card_100_309_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_309_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, 寝ないと幻想郷に行けないなんて、不便よねぇ」 card_100_309_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_309_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_309_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, 幻想の世界に行けることは、なんだかんだで楽しいし、ちょっと……いや、かなり嬉しい。 card_100_309_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1, 現実の世界よりもずっとずっと面白いから。 card_100_309_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1, あのとき、結界を壊して死を遂げていたら、きっとこんな経験はできなかったことだろう。 card_100_309_00_38 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_309_00_39 SET_CARD_TEXT,1,1, 「じゃ、いってきまーす」 card_100_309_00_40 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_309_00_41 SET_CARD_TEXT,1,1, 水晶玉に軽く声をかけてから、菫子は眠りにつく。 card_100_309_00_42 SET_CARD_TEXT,1,1, 今日もまた、遠い遠い幻想郷へと旅立つために――。 card_100_309_00_43 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,