// BOM card_100_322_00,2,56 START, SET_CARD_BG_IN,100322,0, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 鬼傑組と勁牙組。 card_100_322_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, 決して相容あいいれぬ、畜生界の二枚看板。 card_100_322_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, 荒くれものどもが集うその組織の組長ふたりは、髑髏どくろの散乱する荒れ地で向かい合っていた。 card_100_322_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_322_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, 「野蛮なケダモノ風情が。 card_100_322_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, この私をわざわざ呼び出すだなんて、 card_100_322_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_322_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, どういう了見なんでしょうかね」 card_100_322_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_322_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_322_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, 髑髏どくろの山に腰を下ろし、地上を見下ろす吉弔八千慧。 card_100_322_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, その視線の先には、彼女をにらみつける驪駒早鬼の姿があった。 card_100_322_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_322_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_322_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ふっふっふ。勝つ自信がないからって card_100_322_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, そう言葉をまくし立てるなよ。 card_100_322_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, お前みたいな卑怯者ひきょうものとは違って、私は card_100_322_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 策謀だの策略だのを考えたりはしていないのさ」 card_100_322_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_322_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_322_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, 「……策謀や策略を考える知恵が card_100_322_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_322_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, ありませんからね、あなたには」 card_100_322_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_322_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_322_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, ふたりの間に友好を深めようという空気は微塵みじんもなく、あるのは刺すような敵意だけ。 card_100_322_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_322_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, 「それで？　結局、私を呼び出した card_100_322_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_322_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, 理由はなんなんですか？ card_100_322_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_322_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, わざわざこのような辺鄙へんぴな card_100_322_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_322_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, 土地にまで呼び出したんですから、 card_100_322_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_322_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, それ相応の理由があるのでしょう？」 card_100_322_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_322_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1, 「そういうせっかちなところが card_100_322_00_38 SET_CARD_TEXT,1,1, 本当にいけ好かないよ、お前は。 card_100_322_00_39 SET_CARD_TEXT,1,1, ……まあ、いい。これ以上もったいぶっても文句を card_100_322_00_40 SET_CARD_TEXT,1,1, 言われるだけだし、答えてやろうじゃあないか」 card_100_322_00_41 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_322_00_42 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_322_00_43 SET_CARD_TEXT,1,1, 髑髏どくろを足で踏みつけながら、早鬼はニィィと悪辣あくらつな笑みを浮かべた。 card_100_322_00_44 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,