// BOM card_100_326_00,2,55 START, SET_CARD_BG_IN,100326,0, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 鬼傑組の名を知らぬ者など、畜生界にはただの一匹も存在しないことだろう。 card_100_326_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, 奇襲を得意とする動物霊たちで構成された組織であり、 card_100_326_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, そこの組長を務めるのが、吉弔八千慧と呼ばれる妖怪だ。 card_100_326_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_326_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, 「鬼傑組の鉄の掟おきて。それはいたってシンプルです。 card_100_326_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, 正面からの殴り合いなど愚か者の象徴。 card_100_326_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_326_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, からめ手こそが、最短かつ最良!」 card_100_326_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_326_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_326_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, 龍の角に長い尻尾、背中には龍のうろこでできた亀のような甲羅。その二つに釣り合わぬ華奢な身体。 card_100_326_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, この、極道と呼ぶにはあまりに奇妙で可憐な少女こそが、鬼傑組の組長その人だ。 card_100_326_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_326_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, 「やるなら他人の手を使う。 card_100_326_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_326_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, 天敵である偶像の討伐も例外ではありません。 card_100_326_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_326_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 卑怯だ、なんて card_100_326_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_326_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, 言いがかりをつけないでくださいね。 card_100_326_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_326_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, 要領がいい、と言ってもらいたいものです」 card_100_326_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_326_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, 霊長園の人間霊が召喚した造形神イドラデウス、袿姫の作る偶像に、動物霊は手も足も出ない。 card_100_326_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, だからこそ、彼女は持ち前の頭脳で作戦を立てた。 card_100_326_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, 敵対する組織である勁牙組や剛欲同盟と手を結び、動物霊を地上へと送り込む。 card_100_326_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, そして偶像を倒すことができる人間に憑依ひょういさせ、畜生界に連れてくるという作戦を。 card_100_326_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_326_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, 「地獄は絶望的に広いですよ。 card_100_326_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_326_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, 私が案内しましょう」 card_100_326_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_326_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_326_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, ……結局、八千慧が彼女たちをいいように使っていたことは、バレてしまうのだが。 card_100_326_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_326_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, 「私の掌てのひらの上で踊らされたからといって card_100_326_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_326_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1, 怒らないでください。 card_100_326_00_38 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_326_00_39 SET_CARD_TEXT,1,1, やくざ者を信じた、あなた方の責任でしょう」 card_100_326_00_40 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_326_00_41 SET_CARD_TEXT,1,1, 人をだますことに彼女は罪悪感を覚えない。 card_100_326_00_42 SET_CARD_TEXT,1,1, そんな冷酷さを持ち合わせているからこそ、組長を務められているのかもしれない。 card_100_326_00_43 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,