// BOM card_100_327_00,2,61 START, SET_CARD_BG_IN,100327,0, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_327_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, これはまだ、小鈴がみんな妖怪だったとげんそうきょうのしんじつを知る前の話―― card_100_327_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_327_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 「この本はですね、お得意さんの蔵の奥で card_100_327_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, 見つけた妖魔本なんです！ card_100_327_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, 何かしらの封印が施されているようで、 card_100_327_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, 私じゃ開くことすらできないんですけど……」 card_100_327_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_327_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_327_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, 「見ただけで妖魔本だと分かるなんて、 card_100_327_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_327_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, 小鈴ちゃんは物知りじゃのう」 card_100_327_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_327_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ふふん。これでも本屋の看板娘ですからね。 card_100_327_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, 本のことならお任せあれ、です！」 card_100_327_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_327_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_327_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 鈴奈庵、その店内の掃除をしながら妖魔本について語る小鈴の話を聞きながら、 card_100_327_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, マミゾウは小鈴に渡された妖魔本に目をとめた。 card_100_327_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, 小鈴では開くことができない本らしいが、どういうからくりになっているのか。 card_100_327_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, 本の表紙を手でさすり、マミゾウは静かに目を細めた。 card_100_327_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_327_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_327_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, 「どうしましたマミゾウさん？ card_100_327_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, その本に興味がおありですか？」 card_100_327_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_327_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_327_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ちぃっとばかし、のう。して、 card_100_327_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_327_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, こいつは蔵で見つけたと言っておったな？ card_100_327_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_327_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, どこかで買ったとか、拾ったとかではなく」 card_100_327_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_327_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_327_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1, 「はい！　蔵の掃除を頼まれまして、 card_100_327_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, そのときに見つけたものです。 card_100_327_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1, あまりホコリを被っていなかったので、 card_100_327_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1, 妙だな……って思って。 card_100_327_00_38 SET_CARD_TEXT,1,1, どんな本なのか調べるために、 card_100_327_00_39 SET_CARD_TEXT,1,1, 引っ張り出してきたんです」 card_100_327_00_40 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_327_00_41 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_327_00_42 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ふむ……ホコリを被っていなかった、と card_100_327_00_43 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_327_00_44 SET_CARD_TEXT,1,1, ……それは妙な話じゃな」 card_100_327_00_45 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_327_00_46 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_327_00_47 SET_CARD_TEXT,1,1, 蔵の中にあったのならば、ホコリまみれになっていなければおかしいというもの。 card_100_327_00_48 SET_CARD_TEXT,1,1, マミゾウは何かを企むように口角を上げると、妖魔本に手をかけた。 card_100_327_00_49 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,