// BOM card_100_331_01,2,53 START, SET_CARD_BG_IN,100331,0, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, キュッとして、ドカーン。 card_100_331_01_1 SET_CARD_TEXT,1,1, 紅い館の地下室が、真っ赤に、真っ赤に染まっていく。 card_100_331_01_2 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_331_01_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 「あーあ、壊れちゃった。 card_100_331_01_4 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_331_01_5 SET_CARD_TEXT,1,1, もう少しがんばってくれないと、つまんなーい」 card_100_331_01_6 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_331_01_7 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_331_01_8 SET_CARD_TEXT,1,1, 手に付着した赤い液体をなめながら、 card_100_331_01_9 SET_CARD_TEXT,1,1, フランドールはつまらなそうに口をとがらせた。 card_100_331_01_10 SET_CARD_TEXT,1,1, 地下に何百年も閉じ込められてきた彼女に、人並みの倫理観も常識も存在しない。 card_100_331_01_11 SET_CARD_TEXT,1,1, あるのは純粋な本能だけ。やりたいことをやりたいように。気遣いなど二の次だ。 card_100_331_01_12 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_331_01_13 SET_CARD_TEXT,1,1, 「遊んだらお腹がすいちゃった。 card_100_331_01_14 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_331_01_15 SET_CARD_TEXT,1,1, もっと前にもお腹がすいていたんだっけ。 card_100_331_01_16 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_331_01_17 SET_CARD_TEXT,1,1, うーん、まあ、過ぎたことなんてどうでもいいわ。 card_100_331_01_18 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_331_01_19 SET_CARD_TEXT,1,1, 今、私はお腹がすいているんだから」 card_100_331_01_20 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_331_01_21 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_331_01_22 SET_CARD_TEXT,1,1, 従者が運んできてくれた料理に手を付け、口元を汚していくフランドール。 card_100_331_01_23 SET_CARD_TEXT,1,1, 姉はテーブルマナーに煩うるさいが、引きこもり続けてきた彼女はそんなことどうでも良いと思っている。 card_100_331_01_24 SET_CARD_TEXT,1,1, ただ、食欲の赴くままに。顔や服が汚れることなど構わない。 card_100_331_01_25 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_331_01_26 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ごちそうさまでした。 card_100_331_01_27 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_331_01_28 SET_CARD_TEXT,1,1, お腹いっぱいになったら眠くなっちゃった。 card_100_331_01_29 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_331_01_30 SET_CARD_TEXT,1,1, お皿は下げておいてちょうだい。お願いね、美鈴」 card_100_331_01_31 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_331_01_32 SET_CARD_TEXT,1,1, フランドールのお願いを、従者は断ることすらできない。 card_100_331_01_33 SET_CARD_TEXT,1,1, 強大すぎる力を持って生まれた彼女に反抗できるのは、それこそ実姉ぐらいのものである。 card_100_331_01_34 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_331_01_35 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ああ、今日は楽しい夢が見られるかしら。 card_100_331_01_36 SET_CARD_TEXT,1,1, 　お姉さまたちと card_100_331_01_37 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_331_01_38 SET_CARD_TEXT,1,1, 楽しくティータイムをしたりとか。 card_100_331_01_39 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_331_01_40 SET_CARD_TEXT,1,1, そんな、すてきな夢が……」 card_100_331_01_41 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,