// BOM card_100_332_00,2,56 START, SET_CARD_BG_IN,100332,0, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 他者からの評価というものは、誰だってどうしても気になってしまうものだ。 card_100_332_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, 人間であろうと妖怪であろうと、心を持っている者であれば誰しもが抗あらがえない宿命と言える。 card_100_332_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, 当然、畜生界で暮らす動物霊たちもまた、例外ではない。 card_100_332_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 実力主義の弱肉強食社会。力ある者が高みにのぼり、力なき者はねじ伏せられる。 card_100_332_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, ――だが、そんな畜生界にも、絶対的な精神性を持つ、無敵の妖怪が存在する。 card_100_332_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_332_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, 「勁牙組けいがぐみは獣らしい獣の集団で、 card_100_332_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_332_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, 力しか取り柄のない筋肉馬鹿ばか組織だあ? card_100_332_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_332_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, 勁牙組けいがぐみなんてただ暴力が好きなだけの、 card_100_332_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_332_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, その名の通りの暴力団でしかないだあ? card_100_332_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_332_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, 生き方になんの誇りも持っていない、 card_100_332_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_332_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, ただ暴れたいだけ……ハッ。 card_100_332_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_332_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, 好き勝手言ってくれるねえ」 card_100_332_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_332_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_332_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, 赤みがかった茶色い帽子の下で瞳をぎらつかせながら、 card_100_332_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, 漆黒の天馬てんまはドスの利いた声を轟とどろかせる。 card_100_332_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_332_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, 「だからどうした? それがどうした? card_100_332_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_332_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, 勝手に言っていればいい。 card_100_332_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_332_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, ……だが、言ったからには card_100_332_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_332_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, どうなっても文句は言わせない。 card_100_332_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_332_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, 手を出したのはそっちが先だ。牙を剥むいたのなら、 card_100_332_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_332_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1, 剥き返される覚悟があるってことだよなあ?」 card_100_332_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_332_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_332_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1, 他者の戯言ざれごとを軽く流し、そして宣戦布告するのは、勁牙組けいがぐみの組長である驪駒早鬼。 card_100_332_00_38 SET_CARD_TEXT,1,1, 畜生界の派閥の中でも野蛮だと言われる彼女たちの組織だが、 card_100_332_00_39 SET_CARD_TEXT,1,1, 突き抜けた真っ直ぐな姿勢やその強靭きょうじんな肉体は本物だ。 card_100_332_00_40 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_332_00_41 SET_CARD_TEXT,1,1, 「さあ、お前ら。準備をしろ。 card_100_332_00_42 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_332_00_43 SET_CARD_TEXT,1,1, 看板に泥を塗られた。落とし前をつけにいくぞ」 card_100_332_00_44 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,