// BOM card_100_337_00,2,58 START, SET_CARD_BG_IN,100337,0, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 喧騒けんそうと花火の音が鳴り響く博麗神社。 card_100_337_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, その縁日には人も妖怪も関係なく、多くの者が足を運んでいた。 card_100_337_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, 屋台を切り盛りして忙しい者、屋台を端から端まで堪能たんのうする者。 card_100_337_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 宴うたげの中で親しき者とあいさつを交わす者だったり、 card_100_337_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, 仇敵きゅうてきと火花を散らす者すらも見受けられる。 card_100_337_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, 短い夏の夜に包まれた空間には、たくさんの出会いと交流が存在していた。 card_100_337_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_337_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_337_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, 「普通の縁日のはずなのに、 card_100_337_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, どうしてこんなにも退屈しないのかしら」 card_100_337_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_337_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_337_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, 「幻想郷は常に変化するもの。何十年、何百年 card_100_337_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_337_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, 生きようとも、同じ光景を見ることはできないわ」 card_100_337_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_337_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_337_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, そんな、賑にぎやかな縁日の一画で、意味深な会話が繰り広げられていた。 card_100_337_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, 会話の主ぬしは、縁日にいる人間、妖怪たちの中でも一際目立つ美しい二人の少女。 card_100_337_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, ひとりは、誰よりも幻想郷を愛するスキマの賢者――八雲紫。 card_100_337_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, そして隣にいるのは、白玉楼に住む亡霊の姫で、紫の親友でもある西行寺幽々子だ。 card_100_337_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_337_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_337_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, 「変わり続けるものをずっと card_100_337_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, 見ていられるのはとても楽しいの。 card_100_337_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, 私は亡霊でしょう? 変化とは程遠いもの」 card_100_337_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_337_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_337_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, 「姿かたちが変わらなくとも、 card_100_337_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_337_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, 変化することはできるはずよ? card_100_337_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_337_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, なぜなら、ここは固有の card_100_337_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_337_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1, 時の流れを手にした幻想郷せかい。 card_100_337_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_337_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1, どんな変化であれ、そのすべてを受け入れるのが、 card_100_337_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_337_00_38 SET_CARD_TEXT,1,1, 私たちが作り出した世界なのだから」 card_100_337_00_39 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_337_00_40 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_337_00_41 SET_CARD_TEXT,1,1, 「屁理屈だとしても、その言葉だけは card_100_337_00_42 SET_CARD_TEXT,1,1, ありがたく受け取っておくわね」 card_100_337_00_43 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_337_00_44 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_337_00_45 SET_CARD_TEXT,1,1, 古くからの付き合いだからこその軽口に、二人は花を咲かせていく――。 card_100_337_00_46 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,