// BOM card_100_339_00,2,56 START, SET_CARD_BG_IN,100339,0, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, それは、澄み渡る空と、雄大な大地が広がる唯一無二の場所。 card_100_339_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, 壮大で風光明媚ふうこうめいびな天界の浮島に、彼女たち二人の姿はあった。 card_100_339_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, 美しい緋色の羽衣を風になびかせ、優雅にたたずむ竜宮の使い――永江衣玖。 card_100_339_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 彼女は穏やかな表情で、身体からだを撫でる風と浮島からの景色を楽しんでいる。 card_100_339_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_339_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, 「こうして、静かに風を card_100_339_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_339_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, 感じられる時間はいいものです。 card_100_339_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_339_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, 総領娘そうりょうむすめ様もそうは思いませんか?」 card_100_339_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_339_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_339_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, 「まっっったく共感できないわ。ただ立って card_100_339_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, 風を感じるだけなんて、退屈以外の何物でもない」 card_100_339_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_339_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_339_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, そんな衣玖とは対照的な表情を浮かべているのは、衣玖の隣に立つ少女――比那名居天子。 card_100_339_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 緋想ひそうの剣つるぎを浮島へと突き立て、仁王立ちしている彼女の顔には、 card_100_339_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, どういうわけか不敵な笑みが浮かんでいる。 card_100_339_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_339_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_339_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, 「老人染みた枯れた感慨に card_100_339_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, ふけっている時間はもったいない。 card_100_339_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, そんなことより、 card_100_339_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, 早く計画を行動に移そうじゃないか」 card_100_339_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_339_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_339_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, 「本当にやるんですか? card_100_339_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, またお説教されることになっても、 card_100_339_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_339_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, 私は知りませんよ?」 card_100_339_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_339_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_339_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, 「お説教が怖くて暇つぶしなんて card_100_339_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1, やってられるもんか」 card_100_339_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_339_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_339_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1, 風でなびく髪を手で押さえることもせず、天子はただひたすらに地上を鋭く見下ろす。 card_100_339_00_38 SET_CARD_TEXT,1,1, 海になってしまった雲を利用した、天界ビーチ。 card_100_339_00_39 SET_CARD_TEXT,1,1, そこに招待するお客様をこれから地上に探しにいくつもりなのだ。 card_100_339_00_40 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_339_00_41 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_339_00_42 SET_CARD_TEXT,1,1, 「天界でも地上ぐらい楽しめるんだってことを、 card_100_339_00_43 SET_CARD_TEXT,1,1, 下々の者に教えてあげなくてはね!」 card_100_339_00_44 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,