// BOM card_100_340_00,2,56 START, SET_CARD_BG_IN,100340,0, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 「いつもより早く飲む酒は格別だなーっ！」 card_100_340_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_340_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, 夜雀が経営する評判の屋台、その一角で card_100_340_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 伊吹萃香はヤツメウナギの串焼きを食べながら、瓢箪ひょうたんの中身を喉に流し込んでいた。 card_100_340_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, そんな萃香に、いつも飲んだくれてるじゃないですか、と店主が指摘を入れると、 card_100_340_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, 萃香はそれはもう楽しそうに自前の瓢箪ひょうたんを振り回し始めた。 card_100_340_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_340_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, 「こういうのは気分の問題なんだよ、気分のね！ card_100_340_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, そんな些細ささいなことが気になるなんて、 card_100_340_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_340_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, 酒が足りていない証拠だよ。 card_100_340_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_340_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, ほぉら、あんたももっと飲んだ飲んだ！ card_100_340_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_340_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, 私の酒をたくさん飲みなーっ」 card_100_340_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_340_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_340_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 苦笑いとともに差し出される店主のお猪口ちょこに、 card_100_340_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, 萃香は酒の尽きない瓢箪、伊吹瓢いぶきひょうからとくとくと注ぐ。 card_100_340_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_340_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ん？　どうしたんだ？　よそ見をして…… card_100_340_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_340_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, ああ、こいつが気になるのか」 card_100_340_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_340_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_340_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, 二人の視線の先には、身体に電気を帯びている不可思議な生き物がいた。 card_100_340_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_340_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, 「こいつは雷獣といってね。 card_100_340_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_340_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, 頼まれてちょっと預かってるんだよ。 card_100_340_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_340_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, で、こいつの主人がここに迎えにくる card_100_340_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_340_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, 予定になってるんだ。言ってなかったっけ？」 card_100_340_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_340_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_340_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1, 首を傾かしげる萃香に、店主は再び苦笑を返す。 card_100_340_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_340_00_38 SET_CARD_TEXT,1,1, 「いやあ、それにしても、懐かしい相手と card_100_340_00_39 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_340_00_40 SET_CARD_TEXT,1,1, いつでも飲めるってのはいいもんだねえ」 card_100_340_00_41 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_340_00_42 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_340_00_43 SET_CARD_TEXT,1,1, 萃香はどこかいつもより楽しそうな様子で、これから来る人物を待つのであった。 card_100_340_00_44 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,