// BOM card_100_344_01,2,59 START, SET_CARD_BG_IN,100344,0, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 「弾幕を交わさずとも分かるぞ。中々の強者だ。 card_100_344_01_1 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_344_01_2 SET_CARD_TEXT,1,1, 少々、手こずるかもしれん」 card_100_344_01_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_344_01_4 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ああ。だが、ここで尻尾を巻いて card_100_344_01_5 SET_CARD_TEXT,1,1, 逃げてしまっては、あの御方に合わせる顔がない。 card_100_344_01_6 SET_CARD_TEXT,1,1, 私たちの手で丁重におもてなしして、 card_100_344_01_7 SET_CARD_TEXT,1,1, 涙とともにお帰りいただくほかはないだろうな」 card_100_344_01_8 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_344_01_9 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_344_01_10 SET_CARD_TEXT,1,1, 侵入者に対して、殺気を向ける布都と屠自古。 card_100_344_01_11 SET_CARD_TEXT,1,1, しかし、相手は逃げるどころか逆に殺気を向け返してきた。 card_100_344_01_12 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_344_01_13 SET_CARD_TEXT,1,1, 「どうやらとっくに覚悟を決めているらしい。 card_100_344_01_14 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_344_01_15 SET_CARD_TEXT,1,1, ううむ、この地には豪胆な者しかおらんのか？」 card_100_344_01_16 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_344_01_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 「豪族の威圧感に臆することなく card_100_344_01_18 SET_CARD_TEXT,1,1, 真正面から向き合ってくる、 card_100_344_01_19 SET_CARD_TEXT,1,1, その精神は天晴あっぱれだな」 card_100_344_01_20 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_344_01_21 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_344_01_22 SET_CARD_TEXT,1,1, きっと、勝ち目はないのだろう。相手との力量差を見極められないほど、二人は愚かではない。 card_100_344_01_23 SET_CARD_TEXT,1,1, ――だからどうしたというのか。 card_100_344_01_24 SET_CARD_TEXT,1,1, 大切な主あるじを守るためなら、多少の劣勢など覆せなくてどうする。 card_100_344_01_25 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_344_01_26 SET_CARD_TEXT,1,1, 「太子様から任されたのだ。 card_100_344_01_27 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_344_01_28 SET_CARD_TEXT,1,1, やれるだけのことをやってみせようぞ！」 card_100_344_01_29 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_344_01_30 SET_CARD_TEXT,1,1, 「その通りだ。豪族の誇りと実力を、 card_100_344_01_31 SET_CARD_TEXT,1,1, 思い知らせてやらないと太子様に顔向けできん」 card_100_344_01_32 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_344_01_33 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_344_01_34 SET_CARD_TEXT,1,1, 二人は視線を交わし、そして不敵な笑みを向け合った。 card_100_344_01_35 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_344_01_36 SET_CARD_TEXT,1,1, 「屠自古よ。今回だけは手を取り合って card_100_344_01_37 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_344_01_38 SET_CARD_TEXT,1,1, 事に当たらねば、太子様を守りきれんぞ」 card_100_344_01_39 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_344_01_40 SET_CARD_TEXT,1,1, 「任せておけ。護衛を任された以上、 card_100_344_01_41 SET_CARD_TEXT,1,1, 全力で……やってやんよ！」 card_100_344_01_42 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_344_01_43 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_344_01_44 SET_CARD_TEXT,1,1, ここは絶対に通さない。 card_100_344_01_45 SET_CARD_TEXT,1,1, 同じ「道」を選んだ者として、ともに不老不死の身体を得るため。 card_100_344_01_46 SET_CARD_TEXT,1,1, 人ならざる者として生まれ変わった二人の豪族は、主あるじを守るべく、弾幕を展開した――。 card_100_344_01_47 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,