// BOM card_100_349_00,2,45 START, SET_CARD_BG_IN,100349,0, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 妖怪の山のどこかに屋敷を構え、修行に励む仙人がいる。 card_100_349_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, 時折、人間の里に現れることもあり、隠者ながら里の人間にも知られている彼女の名は茨木華扇。 card_100_349_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, なまける者がいればありがたい説教を行い、そして困っている者がいれば手を差し伸べる。 card_100_349_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, そんな生真面目で心優しい姿は、まさに人々が思い描く仙人様そのものだ。 card_100_349_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, ――が、しかし。 card_100_349_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, 自他ともに厳しい、仙人らしい仙人である彼女とて、いつだってお堅いわけではない。 card_100_349_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_349_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, 「うーん、快適。派手過ぎるのもどうかとは card_100_349_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_349_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, 思ったりしましたが、これはこれで悪くない。 card_100_349_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_349_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, 何よりこの浮き輪というのはいいですね。 card_100_349_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_349_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, とても楽です、素晴らしい」 card_100_349_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_349_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_349_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, 大きめの浮き輪に楽な姿勢で座り、さまざまな色の光に照らされる仙人様。 card_100_349_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 片手には虹色のサマードリンクが入ったグラスを持つその姿は、 card_100_349_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, 誰がどう見ても全力で夏を謳歌おうかしているようにしか見えない有様であった。 card_100_349_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_349_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, 「たまには自分を労いたわってあげないと。 card_100_349_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_349_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, いくら無敵の仙人だって心が疲弊するものです。 card_100_349_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_349_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, ……こんなの霊夢に聞かれたら、 card_100_349_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_349_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, 言い訳するなーとか card_100_349_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_349_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, ずるいーとか言われそうだけど」 card_100_349_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_349_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_349_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, 蒸し暑い幻想郷の夜に、人知れずひっそりと、そしてゆっくりと。 card_100_349_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, お一人様用、彼女だけの避暑地にて、華扇はひと時の余暇をエンジョイするのであった。 card_100_349_00_33 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,