// BOM card_100_351_00,2,41 START, SET_CARD_BG_IN,100351,0, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 青い空、白い雲、そして――照りつける太陽。 card_100_351_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, 紅魔館こうまかんの主あるじである偉大なる吸血鬼ことレミリア・スカーレットは card_100_351_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, ビーチチェアに寝転がり、今まさに真夏のバカンスを謳歌おうかしていた。 card_100_351_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_351_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ふふん。夏を余すことなく満喫できる card_100_351_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_351_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, 私はまさに幻想郷の勝者。 card_100_351_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_351_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, ああ、咲夜。ドリンクが切れちゃったから、 card_100_351_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_351_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, お代わりを持ってきてちょうだい」 card_100_351_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_351_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_351_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, 万能のメイド長が一瞬で用意したドリンクを受け取ったレミリアは、満足げにストローへ口を伸ばす。 card_100_351_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, いくらパラソルがあるとはいえ、太陽の下でバカンスを楽しむ姿はあまりにも無謀だ。 card_100_351_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, ――と、吸血鬼という存在を知る者なら誰もが口を揃えて言うことだろう。 card_100_351_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, だが、彼女の周りをよーく見てみれば、それが杞憂きゆうであることが分かるはずだ。 card_100_351_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 天井に描えがかれた空、太陽に見立てられた巨大な火の玉。 card_100_351_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, そして――いくつもの本棚に囲まれたプール。 card_100_351_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, そう。彼女がいるのは常夏のビーチなどではない。 card_100_351_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, 偽りにまみれたその場所は、紛まがうことなき紅魔館こうまかんの図書館だったのだ。 card_100_351_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_351_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, 「楽しんだもん勝ちなんだから。偽物だとか card_100_351_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_351_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, 本物だとかは、些細ささいな問題でしかないわ card_100_351_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_351_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_351_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, サングラスを光らせながら持論を展開するレミリアに、 card_100_351_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, お付きのメイドはにこりと微笑むのであった。 card_100_351_00_29 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,