// BOM card_100_353_01,2,54 START, SET_CARD_BG_IN,100353,0, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 「異変を解決するお手伝い、ですか……」 card_100_353_01_1 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_353_01_2 SET_CARD_TEXT,1,1, ある日、幽々子から課せられた任務。 card_100_353_01_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 妖夢としてはどんな異変が起きようとも関係ないことではあるが、 card_100_353_01_4 SET_CARD_TEXT,1,1, 主に解決してこいと言われてしまった以上、無視するわけにもいかない。 card_100_353_01_5 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_353_01_6 SET_CARD_TEXT,1,1, 「いい機会です。私の剣がどこまで通じるのか、 card_100_353_01_7 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_353_01_8 SET_CARD_TEXT,1,1, 試させてもらうとしましょう」 card_100_353_01_9 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_353_01_10 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_353_01_11 SET_CARD_TEXT,1,1, 春夏秋冬、明くる日も明くる日もただただ剣を振り続けてきた。 card_100_353_01_12 SET_CARD_TEXT,1,1, すべては、師の太刀筋たちすじを超えるため。 card_100_353_01_13 SET_CARD_TEXT,1,1, 水面みなものように静かに、そして音よりも早く、敵を両断するために。 card_100_353_01_14 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_353_01_15 SET_CARD_TEXT,1,1, 「行動を起こすことすら許しません。 card_100_353_01_16 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_353_01_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 抵抗しようとする暇も与えません。 card_100_353_01_18 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_353_01_19 SET_CARD_TEXT,1,1, あなたが私に攻撃を加える間もなく、 card_100_353_01_20 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_353_01_21 SET_CARD_TEXT,1,1, 私の刀はあなたを斬り裂いていることでしょう」 card_100_353_01_22 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_353_01_23 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_353_01_24 SET_CARD_TEXT,1,1, 事実、彼女の刀をよけられる者はいなかった。 card_100_353_01_25 SET_CARD_TEXT,1,1, 宣言通り、両の瞼まぶたを閉じる間もなく、相手は斬られて半分となる。 card_100_353_01_26 SET_CARD_TEXT,1,1, 意思を持たない無機物が、ただただ無残に打ち捨てられる。 card_100_353_01_27 SET_CARD_TEXT,1,1, もしも彼らに意識があったとしても、認識できるのは、自分が斬られたこと、 card_100_353_01_28 SET_CARD_TEXT,1,1, そして、妖夢が剣を鞘さやに納めていることだけだ。 card_100_353_01_29 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_353_01_30 SET_CARD_TEXT,1,1, 「切捨御免きりすてごめん」 card_100_353_01_31 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_353_01_32 SET_CARD_TEXT,1,1,  言葉を風に乗せた時、妖夢は自分の頬が緩んでいたことに気付いた。 card_100_353_01_33 SET_CARD_TEXT,1,1,  思い描いた通りに斬った実感が、頬を緩めていたのだろう。 card_100_353_01_34 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_353_01_35 SET_CARD_TEXT,1,1,  ……だが、ここで満足をするわけにはいかない。 card_100_353_01_36 SET_CARD_TEXT,1,1,  妖夢の目指す境地には、まだ到底及んでいないのだから。 card_100_353_01_37 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_353_01_38 SET_CARD_TEXT,1,1, 「斬れぬものなど、あんまりない。 card_100_353_01_39 SET_CARD_TEXT,1,1, ――しかし、いつかは、 card_100_353_01_40 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_353_01_41 SET_CARD_TEXT,1,1, この世のすべてを斬ってみせます」 card_100_353_01_42 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,