// BOM card_100_354_00,2,70 START, SET_CARD_BG_IN,100354,0, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 「ええ、私が話せることであれば、 card_100_354_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_354_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, どんなことでもお話ししますわ」 card_100_354_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_354_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_354_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, 衣装づくりにスケジュール管理。裏方は常に日々の生活に追われている。 card_100_354_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, そんな裏方のひとつ、プロデューサー業に勤いそしむ霍青娥かくせいがは、 card_100_354_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, 宮古芳香みやこよしかたちがリハーサルを行う中、天狗てんぐのインタビューに応じていた。 card_100_354_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_354_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, 「『ゾンビを育てた、敏腕プロデューサー』ですか card_100_354_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_354_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, ……ふふ、嬉しい見出しですわね」 card_100_354_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_354_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_354_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, 舞台から離れた上空をたゆたいながら、青娥は上品に笑う。 card_100_354_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, そして宣伝用の引き札をインタビュアーの天狗てんぐに渡しながら、彼女はゆっくりと語り始めた。 card_100_354_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_354_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 「彼女をプロデュースする上で気をつけていること card_100_354_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_354_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, ……そうですわね……。 card_100_354_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_354_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, まず、何よりも、そのかわいさをファンの方々に card_100_354_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_354_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, どう伝えるかを考えるようにしていますわ」 card_100_354_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_354_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_354_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, そう言いながら、青娥はアイドル衣装に身を包んだ大切なしもべを見下ろす。 card_100_354_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_354_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, 「芳香ちゃんのかわいさは、 card_100_354_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_354_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, 生きる死体だからこそのもの。 card_100_354_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_354_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, ……そう、キョンシーという要素は card_100_354_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_354_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1, 彼女の魅力を引き立てる大きな長所。 card_100_354_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_354_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1, その長所を生かしたプロデュースをどのようにして card_100_354_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_354_00_38 SET_CARD_TEXT,1,1, 行うか……常にそのことばかり気にしています」 card_100_354_00_39 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_354_00_40 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_354_00_41 SET_CARD_TEXT,1,1, 興味深そうにメモを取る天狗てんぐは、さらなる質問を彼女にぶつける。 card_100_354_00_42 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_354_00_43 SET_CARD_TEXT,1,1, 「死体のプロデュースなんて大変そう、ですか？ card_100_354_00_44 SET_CARD_TEXT,1,1, いえいえ、かわいいかわいい芳香ちゃんの card_100_354_00_45 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_354_00_46 SET_CARD_TEXT,1,1, ためですもの。大変なことはありません。 card_100_354_00_47 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_354_00_48 SET_CARD_TEXT,1,1, むしろ、彼女のファンを増やすためなら、 card_100_354_00_49 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_354_00_50 SET_CARD_TEXT,1,1, 観客を全員キョンシーにして、 card_100_354_00_51 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_354_00_52 SET_CARD_TEXT,1,1, ファンとして生まれ変わらせるのも card_100_354_00_53 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_354_00_54 SET_CARD_TEXT,1,1, いといませんわ」 card_100_354_00_55 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_354_00_56 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_354_00_57 SET_CARD_TEXT,1,1, 本気か冗談か、冷や汗を流すインタビュアーに、青娥はただ微笑みを返すのみだった。 card_100_354_00_58 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,