// BOM card_100_355_00,2,43 START, SET_CARD_BG_IN,100355,0, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 多々良小傘たたらこがさは唐傘お化け。道ゆく人に声をかけ、驚かせるのが存在意義だ。 card_100_355_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, しかし、あまりにもかわいらしい風貌とその要領の悪さから彼女は人を驚かせることができずにいた。 card_100_355_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, このままではいけない。 card_100_355_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, なにか、驚かすこと以外に、自分にできることを探さないと――。 card_100_355_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_355_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, 「さあ、みんな! card_100_355_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_355_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, わちきの歌を聞いていってちょうだいな!」 card_100_355_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_355_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_355_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, そして見つけた、自分の長所を最大限に生かせる天職。 card_100_355_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, それは、最近幻想郷にやってきた新たな文化――アイドル活動だった。 card_100_355_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_355_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ファンサービスだって欠かさないよ。 card_100_355_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_355_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, ファンのみんな! すぐにそっちに行くからね!」 card_100_355_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_355_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_355_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, 傘を構えて助走をつけ、ステージから勢いよく跳躍。 card_100_355_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, そのまま唐傘に乗り、観客の上をふわりふわりと飛び回り始めた。 card_100_355_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, 周囲にはカラフルな紙吹雪かみふぶきが舞っており、 card_100_355_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, 観客席にいる子供たちは応援グッズをせわしなく振り、小傘にエールを送っている。 card_100_355_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_355_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, 「こんなに注目される日が来るなんて card_100_355_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_355_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, ……アイドル、最高!」 card_100_355_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_355_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_355_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, 太陽光という天然のスポットライトに照らされ、小傘の笑顔はキラキラ輝く。 card_100_355_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, 貧弱な付喪神としてみんなにバカにされてきたが、そんな日々も今日で終わり。 card_100_355_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, 大人気アイドル多々良小傘は、幻想郷に新たな風を吹かせるのであった。 card_100_355_00_31 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,