// BOM card_100_356_00,2,46 START, SET_CARD_BG_IN,100356,0, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 宮古芳香みやこよしかに、人間として生きていたときの記憶はない。 card_100_356_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, あるのは、霍青娥かくせいがによって蘇生そせいさせられた後の、キョンシーとしての記憶だけだ。 card_100_356_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_356_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 「うがー。私は、この崇高な霊廟れいびょうを card_100_356_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_356_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, まもるために生みだされた戦士である!」 card_100_356_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_356_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_356_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, 自分の意思など、彼女にはない。 card_100_356_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, 青娥から命令されたことを、ただ従順にこなすだけ。 card_100_356_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, それだけが、青娥の忠実なるしもべ、宮古芳香に与えられた存在意義である。 card_100_356_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_356_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, 「うーん? でも、どうしてここを card_100_356_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_356_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, 護らないといけないんだっけ? card_100_356_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_356_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, そもそも、この中には何があるんだー……? card_100_356_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_356_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, うーん、うーん」 card_100_356_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_356_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_356_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, 脳が腐っている彼女の知能は、それほど高くはない。 card_100_356_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, いいや、むしろ低いと言える。与えられた役目の理由すらも、すぐに忘れてしまうほどに。 card_100_356_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_356_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, 「わからん、わからーん! card_100_356_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_356_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, 思いだせないことはもうしょうがなーい! card_100_356_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_356_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, とにかく、ここは通さないぞー!」 card_100_356_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_356_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, 邪仙じゃせんによって与えられた、第二の生。 card_100_356_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, いいように使われていることはわかっているが、拒もうという気はない。 card_100_356_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, 彼女はキョンシー。霍青娥の忠実なるしもべ。 card_100_356_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, 主の命令に従うことこそが、彼女の存在意義なのだから。 card_100_356_00_34 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,