// BOM card_100_364_00,2,41 START, SET_CARD_BG_IN,100364,0, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 純狐じゅんこという存在がいったいどういうものなのか。 card_100_364_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, それを説明できる言葉は、この世界には存在しない。 card_100_364_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_364_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 怨うらみに純化された霊であり、自らが何者であるかという情報すら必要なくなっている。 card_100_364_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, 彼女の怨うらみの根源にあるのは、夫に息子を殺されたという、純粋なる復讐心ふくしゅうしん。 card_100_364_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, しかし、すでにその怨うらみは純化の果てへとたどり着き、独り歩きしてしまっている。 card_100_364_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, 息子を失った無念を晴らす、ただそのためだけに生きてきた、純狐。 card_100_364_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, 月の民であり月の女神ともされている嫦娥じょうがが、自分の夫の関係者だと知るや否や、 card_100_364_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, 嫦娥が住む月の都を襲撃。ついには侵略までもを開始してしまう。 card_100_364_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_364_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, 「死を恐れよ、命を惜しめ。 card_100_364_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, 人間も妖怪も、月の民も…… card_100_364_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_364_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, 危機を感じ、我にひれ伏すがいい」 card_100_364_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_364_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_364_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, 常に怒いかり、常に怨うらむ―その姿から、気難しい性格だと思う者も多い。 card_100_364_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, しかし、ぞんざいで率直な性格とは裏腹に、人道的な側面も併せ持っている。 card_100_364_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_364_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, 「月の都を侵略しようとしたのは、たしかに私だ。 card_100_364_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, ……だが、それで月の連中が幻想郷へと card_100_364_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_364_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, 侵攻しようとするのは、 card_100_364_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_364_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, 道理が通らないのではないか?」 card_100_364_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_364_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_364_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, 純狐という仙霊せんれいの在り方を理解できる者は、そう多くはない。 card_100_364_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, 彼女がその膨大すぎる怨うらみを捨て去りでもしないかぎりは――。 card_100_364_00_29 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,