// BOM card_100_366_00,2,47 START, SET_CARD_BG_IN,10366,0, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, ある日の夜、守矢神社で宴会が開かれた。 card_100_366_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, ライバルである博麗神社に対抗して開かれたそれは、特筆すべき点のないごく普通のものだった。 card_100_366_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, ただ飯を食らい、ただ酒を飲むだけの、どこにでもある普通の宴会。 card_100_366_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 開かれる場所が違うだけであり、その本質は何も変わらない。 card_100_366_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, ――それが、守矢神社の祭神である八坂神奈子やさかかなこには我慢ならなかった。 card_100_366_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_366_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, 「地味だ地味だ地味すぎる! card_100_366_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_366_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, 型にはまった宴会の何が楽しいというのか! card_100_366_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_366_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, 常識に縛られた何の変哲もない普通の集まりなど、 card_100_366_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_366_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, 守矢の宴会と呼べようものか!」 card_100_366_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_366_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_366_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, そう叫ぶと、神奈子は巨大な御柱おんばしらを呼び出し、その頂点に座した。 card_100_366_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, 突然のことに、祭神を下から見上げる参加者たち。 card_100_366_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, そんな彼らに向かって、神奈子は高らかに宣言する。 card_100_366_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_366_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, 「今から諸君らに、夏の風物詩をお見せしよう。 card_100_366_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, ――それも、ここでしか味わえぬであろう、 card_100_366_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_366_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, 最高の景色を!」 card_100_366_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_366_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_366_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, 神奈子が手をかざすと、数多あまたの御柱おんばしらが出現し、次々に空へと打ち上げられる。 card_100_366_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, 御柱おんばしらは夜空を真っ直ぐ突き進み――そして、爆散。 card_100_366_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, 幻想郷中に響かんばかりの轟音ごうおんとともに、大輪の花が咲いた。 card_100_366_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_366_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, 「さあ、まだまだ終わらぬぞ。 card_100_366_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_366_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, 守矢の宴会はこれからだ――!」 card_100_366_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_366_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_366_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1, 妖怪の山の上空は、その花火のごとき美しい弾幕で埋め尽くされた。 card_100_366_00_35 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,