// BOM card_100_369_00,2,57 START, SET_CARD_BG_IN,100369,0, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 白狼天狗はくろうてんぐの仕事は、なにも山を見回ることだけではない。 card_100_369_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, 山の警備――その仕事の中には、当然、妖怪の山に足を踏み入れた愚か者の排除も含まれている。 card_100_369_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_369_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 「道に迷ったのであれば、 card_100_369_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_369_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, すぐに後ろを向いて引き返しなさい。 card_100_369_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_369_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, この先は我々、天狗の領域。許可なき者は card_100_369_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_369_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, 何人なんびとたりとも通すわけにはいきません」 card_100_369_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_369_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_369_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, 剣先を相手に突きつけながら、 card_100_369_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, 白狼天狗はくろうてんぐの犬走椛いぬばしりもみじは視線に乗せた敵意をぶつける。 card_100_369_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_369_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, 「引き下がらない、と……つまり、悪意をもって card_100_369_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_369_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, この山にやってきた外敵である、と判断します。 card_100_369_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_369_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, 天狗てんぐにあだなす者への対応はたったひとつ。 card_100_369_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_369_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, ――さあ、辞世の句を読みなさい」 card_100_369_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_369_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_369_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, 幻想郷に星の数ほど存在する妖怪の中でも、天狗てんぐは特に縄張り意識が強い。 card_100_369_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, その警備を任せられた白狼天狗はくろうてんぐは、相手がどれだけ強かろうとも、自らの責務を全うする。 card_100_369_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_369_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, 「今さら首こうべを垂れても遅いです。 card_100_369_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_369_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, 私は一度、警告をしました。 card_100_369_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_369_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, そしてあなたはそれを無視した。 card_100_369_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_369_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, 裁定はすでに下っています」 card_100_369_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_369_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_369_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1, 椛の言葉に耳を貸さず、侵入者は彼女に襲いかかった。 card_100_369_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1, しかし、椛は顔色ひとつ、眉ひとつ動かさない。 card_100_369_00_38 SET_CARD_TEXT,1,1, ただ、持っている大剣を振りかぶり、縦一直線に侵入者を両断する。 card_100_369_00_39 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_369_00_40 SET_CARD_TEXT,1,1, 「……来世では、人の話をよく聞くように」 card_100_369_00_41 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_369_00_42 SET_CARD_TEXT,1,1, 妖怪の山に無断で立ち入ってはならない。 card_100_369_00_43 SET_CARD_TEXT,1,1, 少しでも、己の命が惜しいのならば――。 card_100_369_00_44 , WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,