// BOM card_100_371_00,2,47 START, SET_CARD_BG_IN,100371,0, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 天狗てんぐは、幻想郷でも珍しい、社会性を持つ妖怪だ。その上下関係は絶対的で、縦社会そのものである。 card_100_371_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, 飯綱丸龍いいずなまるめぐむは、その中でも上位に君臨する、大天狗だいてんぐと呼ばれる存在だ。 card_100_371_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_371_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 「聞こえだけはいいが、上と下からの card_100_371_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_371_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, 板挟みに合う、そんな役目だよ」 card_100_371_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_371_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_371_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, 部下の尻拭いを任せられ、上司のご機嫌取りをさせられる。 card_100_371_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, 中間管理職のような立場だが、彼女は自分の地位に不満はない。 card_100_371_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, むしろ、天狗てんぐ社会を守ろうとする意志は、ほかの天狗てんぐの追随を許さないほどに高い。 card_100_371_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_371_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, 「天狗てんぐの歴史は古より続くもの。 card_100_371_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_371_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, 誰にも邪魔などされてはならない。 card_100_371_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_371_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, そんな不届き者がもしいるとしたら、 card_100_371_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_371_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, どんな手段を使ってでも排除するまでだ」 card_100_371_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_371_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_371_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, 自ら手を汚よごすことなく、邪魔者を始末しようとする狡猾こうかつさ。 card_100_371_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, まさに天狗てんぐといった性格をしている彼女だが、意外と部下想いだったりする。 card_100_371_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_371_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, 「こいつは私が相手をする、お前は下がっていろ。 card_100_371_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_371_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, 怪我けがをされて困るのは私のほうなんだ」 card_100_371_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_371_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, 言葉は厳しいが、部下のために上司が自ら手を下すというのは……まあそういうことなのだろう。 card_100_371_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_371_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_371_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, そのほかにも、嫌われものの妖怪と親睦を深めたり、 card_100_371_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, 相手が強者だと判断すれば、それが人間であろうと敬意を払うなど、 card_100_371_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, 天狗とは思えないほどに律儀な一面も見られたりするのである。 card_100_371_00_34 , WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,