// BOM card_100_372_01,2,56 START, SET_CARD_BG_IN,100372,0, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 「天狗てんぐの縄張り意識の強さを知ってるかしら？ card_100_372_01_1 SET_CARD_TEXT,1,1, 知らないのであれば、 card_100_372_01_2 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_372_01_3 SET_CARD_TEXT,1,1, せっかくの機会ですのでお教えしましょう」 card_100_372_01_4 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_372_01_5 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_372_01_6 SET_CARD_TEXT,1,1, 射命丸文しゃめいまるあやは笑顔を崩さず、ただ淡々と、自分たちの本質についての言葉を紡ぐ。 card_100_372_01_7 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_372_01_8 SET_CARD_TEXT,1,1, 「妖怪の山、我々天狗てんぐの領域に card_100_372_01_9 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_372_01_10 SET_CARD_TEXT,1,1, 土足で踏み入る愚か者がいたら、 card_100_372_01_11 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_372_01_12 SET_CARD_TEXT,1,1, どうすると思いますか？ card_100_372_01_13 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_372_01_14 SET_CARD_TEXT,1,1, 答えは簡単。一切の容赦なく叩たたき潰し、 card_100_372_01_15 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_372_01_16 SET_CARD_TEXT,1,1, その者には土に還ってもらう」 card_100_372_01_17 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_372_01_18 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_372_01_19 SET_CARD_TEXT,1,1, 風が吹く。射命丸文を中心に、暴風が吹きすさぶ。 card_100_372_01_20 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_372_01_21 SET_CARD_TEXT,1,1, 「領域とは、物理的なものに限らないわ。 card_100_372_01_22 SET_CARD_TEXT,1,1, 先ほどのあなたのように、私に失礼な card_100_372_01_23 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_372_01_24 SET_CARD_TEXT,1,1, 態度をとること――それもまた、領域侵害」 card_100_372_01_25 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_372_01_26 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_372_01_27 SET_CARD_TEXT,1,1, 彼女には一分いちぶの隙もなく、敵意だけが瞳に浮かんでいる。 card_100_372_01_28 SET_CARD_TEXT,1,1, そう、天狗てんぐが怒りを覚えた時点で、その者に未来などないのだ。 card_100_372_01_29 SET_CARD_TEXT,1,1, あるのは、自分が犯した過ちを後悔する時間だけ。 card_100_372_01_30 SET_CARD_TEXT,1,1, その時間すらも、そう多くは与えられないのだが……。 card_100_372_01_31 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_372_01_32 SET_CARD_TEXT,1,1, 「おしゃべりはここまでにしましょう。 card_100_372_01_33 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_372_01_34 SET_CARD_TEXT,1,1, 私はもう、自分を抑えることができません。 card_100_372_01_35 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_372_01_36 SET_CARD_TEXT,1,1, 天狗てんぐのプライドを傷つけたあなたの所業、 card_100_372_01_37 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_372_01_38 SET_CARD_TEXT,1,1, その身をもって償うがいい！」 card_100_372_01_39 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_372_01_40 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_372_01_41 SET_CARD_TEXT,1,1, 妖あやかしの憤怒ふんぬは、竜巻となって周囲一帯を呑み込んだ。 card_100_372_01_42 SET_CARD_TEXT,1,1, その後、愚か者がどうなったのか――わざわざ語るまでもないだろう。 card_100_372_01_43 , WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,