// BOM card_100_377_00,2,41 START, SET_CARD_BG_IN,100377,0, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 八雲藍やくもらんの朝は早い。 card_100_377_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_377_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, 「さて、と……今日の献立を考えないとな」 card_100_377_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_377_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, なぜなら、主である八雲紫やくもゆかりの朝食の準備を行わなければならないからだ。 card_100_377_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, しかも今は、藍の式である橙ちぇんも遊びにきている。 card_100_377_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, 三人分の食事を用意するともなれば、それなりの時間がかかってしまうのは当然のことだった。 card_100_377_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_377_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, 「時間もないし、簡単なものでいいだろう」 card_100_377_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_377_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, 頭の中でほど良い献立を考え、そして調理を開始する。 card_100_377_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, 紫の式として何年も何十年も料理を作ってきたせいか、その段取りに無駄はない。 card_100_377_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, 主食には白米、副菜にはみそ汁と油揚げの甘辛煮、 card_100_377_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, そして主菜には漬物を添えたサンマの塩焼き――それが今日の献立だ。 card_100_377_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, みそ汁にも藍の好物である油揚げが入っているが、そこはご愛敬あいきょう。 card_100_377_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, 朝食を準備する者の特権として、このくらいは許されてもいいだろう。 card_100_377_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_377_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 「今のうちに夕食の仕込みも済ませておくか card_100_377_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_377_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, ……うん?」 card_100_377_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_377_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_377_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, 七輪でサンマを焼いていた藍は、ふと、何者かが台所へ近づいてきていることに気づいた。 card_100_377_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, その正体を察した彼女は思わず頬を緩ませながら、 card_100_377_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_377_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, 「橙。朝食の準備を手伝ってくれるかい?」 card_100_377_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_377_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, 照れくさそうに陰から姿を現す従者に、おかずの盛られたお皿をそっと手渡すのだった。 card_100_377_00_28 , WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,