// BOM card_100_379_01,2,48 START, SET_CARD_BG_IN,100379,0, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 素敵な夢はいつまでも続いてほしい。 card_100_379_01_1 SET_CARD_TEXT,1,1, そう願うのは、人も妖怪も関係ない。 card_100_379_01_2 SET_CARD_TEXT,1,1, しかし、夢には必ず終わりがある。無限に続く夢は、死んでいることと変わらない。 card_100_379_01_3 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_379_01_4 SET_CARD_TEXT,1,1, 「私はそれでも構いませんが、 card_100_379_01_5 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_379_01_6 SET_CARD_TEXT,1,1, この子はそのつもりではないようですし」 card_100_379_01_7 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_379_01_8 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_379_01_9 SET_CARD_TEXT,1,1, 胎児のように丸くなったまま、まどろんでいる菫子すみれこ。 card_100_379_01_10 SET_CARD_TEXT,1,1, 放っておけば、このまま静かに目をつむり、深い眠りにつくことだろう。 card_100_379_01_11 SET_CARD_TEXT,1,1, 夢の世界での眠りは、現実世界での目覚めを意味する。 card_100_379_01_12 SET_CARD_TEXT,1,1, つまり、このまま菫子が眠ってしまえば、同時にこの夢は終わりを迎えるのだ。 card_100_379_01_13 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_379_01_14 SET_CARD_TEXT,1,1, 「私にとっては永遠の夢ですが、この子にとっては card_100_379_01_15 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_379_01_16 SET_CARD_TEXT,1,1, 思いだすこともできない泡沫ほうまつの夢。 card_100_379_01_17 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_379_01_18 SET_CARD_TEXT,1,1, ですが、それでいいのです。 card_100_379_01_19 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_379_01_20 SET_CARD_TEXT,1,1, 夢は現うつつと離れたときにだけ見るものなのですから」 card_100_379_01_21 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_379_01_22 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_379_01_23 SET_CARD_TEXT,1,1, 菫子の夢が終わってしまったら、次の夢を見回りにいけばいい。 card_100_379_01_24 SET_CARD_TEXT,1,1, これほどまでに素敵な夢はそうそうない。もしかしたら二度と見られないかもしれない。 card_100_379_01_25 SET_CARD_TEXT,1,1, しかし、ただの一度だけでも、こんな夢を見せてくれた。 card_100_379_01_26 SET_CARD_TEXT,1,1, それだけで、ドレミーは菫子に感謝しようと、心の底から思ってしまった。 card_100_379_01_27 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_379_01_28 SET_CARD_TEXT,1,1, 「さあ、起きなさい、外の世界の眠り姫。 card_100_379_01_29 SET_CARD_TEXT,1,1, そしていつかまた、 card_100_379_01_30 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_379_01_31 SET_CARD_TEXT,1,1, 私に素敵な夢を見せてください」 card_100_379_01_32 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_379_01_33 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_379_01_34 SET_CARD_TEXT,1,1, ドレミーは菫子を優しく抱きよせ、夢を終わらせる手助けをするのだった――。 card_100_379_01_35 , WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,