// BOM card_100_380_00,2,48 START, SET_CARD_BG_IN,100380,0, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 時は戻らない。そして、止まることもない。 card_100_380_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, ありふれた、自然の摂理である。 card_100_380_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_380_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 「こーんな砂時計の card_100_380_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_380_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, ひとつやふたつくらいだったら、 card_100_380_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_380_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, 能力なんかなくても card_100_380_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_380_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, 簡単にひっくり返せるのになあ」 card_100_380_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_380_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_380_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, 鬼人正邪きじんせいじゃは手の上に乗せた砂時計を、ただぼんやりと見つめる。 card_100_380_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, 時の流れは、この砂時計と違って、ひっくり返すことはできない。 card_100_380_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, できないことがあるというだけで、どうしようもなく息苦しい。 card_100_380_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_380_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, 「窮屈だ、ああ、本当に――窮屈だ」 card_100_380_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_380_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, 正邪は時間という名の制約に思いを馳はせる。 card_100_380_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, ただただ過ぎゆく時間、そして変わりゆく世界と環境。 card_100_380_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, それは反転の力を持つ正邪ですら、どうしようもないほどに絶対不変だ。 card_100_380_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_380_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, 「過去に後悔なんてない、 card_100_380_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_380_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, 別に時間を戻したいわけでもない。が……」 card_100_380_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_380_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_380_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, だが、もしも、もしもだ。 card_100_380_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, もしも、時間の流れをひっくり返すことができるのなら。 card_100_380_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, 何をするのだろう。何をしたいと思うのだろう。 card_100_380_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_380_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, 「……ま、考えたところで無駄なんだが」 card_100_380_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_380_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_380_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1, そんなありもしないことを、彼女はひとり、考えていた。 card_100_380_00_35 , WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,