// BOM card_100_381_00,2,44 START, SET_CARD_BG_IN,100381,0, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 紅魔館こうまかんにて、期間限定で開かれたオープンカフェ。 card_100_381_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, 多くの来場客で賑わう店内で、風見幽香かざみゆうかは穏やかな時間を過ごしていた。 card_100_381_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_381_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 「真っ赤で趣味の悪いお屋敷と思っていたけど、 card_100_381_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_381_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, ここからの眺めは悪くないわね」 card_100_381_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_381_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_381_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, 紅茶の入ったカップを揺らしながら、幽香は小さな笑みを浮かべる。 card_100_381_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, 彼女の視線の先にあるのは、きれいに手入れの施された庭園だ。 card_100_381_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, 秋に咲く花々と、その周りを飛ぶ無数の蝶ちょうという美しい風景が、そこにはあった。 card_100_381_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_381_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ふふ…… card_100_381_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_381_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, いったい、誰がお世話をしているのかしら」 card_100_381_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_381_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_381_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, きっと、楽しく話ができるに違いない――新たな出会いに胸を躍らせつつ、幽香は紅茶を一口。 card_100_381_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, 妖怪などから恐れられることの多い彼女だが、今の姿からはそうした様子は見受けられない。 card_100_381_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, 店員の妖精メイドたちに対しても礼儀正しい態度をとり、 card_100_381_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, その所作ひとつひとつからは優雅さがあふれ出ている。まるで、深窓の令嬢のようだ。 card_100_381_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_381_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, 「また明日も来ようかしら……。 card_100_381_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, そうね、次は、 card_100_381_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_381_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, 私おすすめの花を持ってきてあげましょう」 card_100_381_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_381_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_381_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, 花の美しさを理解し、その魅力を最大限生かせる者。 card_100_381_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, 自然を大切にし、いたわりの気持ちをもって世話をする者。 card_100_381_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, きれいに咲く花の後ろに誰かの姿が見える庭園は、彼女にとってじつに居心地のいいものだった。 card_100_381_00_31 , WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,