// BOM card_100_382_00,2,46 START, SET_CARD_BG_IN,100382,0, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 主あるじである寅丸星とらまるしょうが、また宝塔を失くしてしまった。 card_100_382_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_382_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, 「そろそろ宝塔とご主人を紐ひもで card_100_382_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_382_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, くくりつける必要があるかもしれないな……」 card_100_382_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_382_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_382_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, ダウジングロッドを掲げながら、聖輦船せいれいせんの中を歩き回るナズーリン。 card_100_382_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, 宝塔探しを行うのは、もう何度目になるかもわからない。 card_100_382_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, もはや星がそういう能力を持っているんじゃないかというほどに、宝塔はどこかへ行ってしまう。 card_100_382_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, 少し目を離した隙に、いつの間にか失なくしていることだってあった。 card_100_382_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, だから、こういうのはもう慣れっこだ。 card_100_382_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, たとえここがどれだけ入り組んだ場所であろうと、宝塔を見つけるのにそう時間はかからない。 card_100_382_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_382_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, 「お、あったあった。まったく……ご主人め、 card_100_382_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_382_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, 何が盗まれたかもしれない、だ。 card_100_382_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_382_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, 普通に床に転がっているじゃあないか。 card_100_382_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_382_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, いつも通り、うっかり落としているだけだったか」 card_100_382_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_382_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_382_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, 聖輦船の船首付近で目的の品を見つけたナズーリンは、ため息をこぼす。 card_100_382_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, ダウジングロッドがあるとはいえ、まさにその捜索は達人技だ。 card_100_382_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_382_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, 「さて、と…… card_100_382_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_382_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, ご主人をまたお説教しにいくとするかな」 card_100_382_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_382_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_382_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, いまだに宝塔を求めて聖輦船のあちらこちらを駆け回っているであろう星の姿を想像しながら、 card_100_382_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, ナズーリンは透き通った朝陽あさひの下で、苦笑を浮かべるのであった。 card_100_382_00_33 , WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,