// BOM card_100_384_00,2,43 START, SET_CARD_BG_IN,100384,0, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 色づいた木々が映える、なんということはない普通の秋日和あきびより。 card_100_384_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, 厄神である鍵山雛かぎやまひなは、妖怪の山の川辺をフラフラと歩いていた。 card_100_384_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, 特に目的があるわけではない。 card_100_384_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 厄を求めて歩き回っているわけでもなければ、誰かから逃げているわけでもない。 card_100_384_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, 美しく染まった紅葉を眺めながら何気なく散歩をするのが、最近の彼女の日課なのだ。 card_100_384_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_384_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, 「誰かに弾幕ごっこを挑まれることもない、 card_100_384_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_384_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, 平和な一日……。 card_100_384_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_384_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, お祭り好きな人たちには card_100_384_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_384_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, 物足りないかもしれないけど、 card_100_384_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_384_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, こういうのも悪くはないわ……あら?」 card_100_384_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_384_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, いつものように紅葉狩もみじがりを楽しんでいた雛は、ふいにその足を止めた。 card_100_384_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 彼女の視線の先――太陽に照らされ、キラキラと輝きを放つ透明な川。 card_100_384_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, その水面みなもに、一枚のカエデの葉がふよふよと浮かんでいたのだ。 card_100_384_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_384_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, 「きれいな葉……落ちてきたばかりなのかしら?」 card_100_384_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_384_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, その美しさに心を奪われた雛は、水の中に手を入れ、それを優しくすくい上げる。 card_100_384_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_384_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ねえ、葉っぱさん。 card_100_384_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_384_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, あなたはどこから、ここまで流れ着いてきたの?」 card_100_384_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_384_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_384_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, そして――その出所を探るかのように、色づいた木々をゆっくりと見上げるのだった。 card_100_384_00_30 , WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,