// BOM card_100_393_01,2,61 START, SET_CARD_BG_IN,100393,0, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_393_01_1 SET_CARD_TEXT,1,1, 「姫様が私を食事に誘うなんて、珍しいことも card_100_393_01_2 SET_CARD_TEXT,1,1, あるもんだね。どういう風の吹き回し？」 card_100_393_01_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_393_01_4 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_393_01_5 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ふふ。いつもは永琳や鈴仙がいるから、 card_100_393_01_6 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_393_01_7 SET_CARD_TEXT,1,1, ふたりきりはめったにないもの。 card_100_393_01_8 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_393_01_9 SET_CARD_TEXT,1,1, こういうときでないと、 card_100_393_01_10 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_393_01_11 SET_CARD_TEXT,1,1, あなたとお話しできないなーって思ってね」 card_100_393_01_12 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_393_01_13 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ははっ。そんなこと言って。どうせ card_100_393_01_14 SET_CARD_TEXT,1,1, 暇つぶしの相手でも探してただけなんでしょう？」 card_100_393_01_15 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_393_01_16 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_393_01_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 「さあ、どうかしらね？ card_100_393_01_18 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_393_01_19 SET_CARD_TEXT,1,1, てゐの想像にお任せするわ」 card_100_393_01_20 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_393_01_21 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_393_01_22 SET_CARD_TEXT,1,1, 竹林に住む健康長生き兎うさぎの因幡いなばてゐと、 card_100_393_01_23 SET_CARD_TEXT,1,1, 不老不死のお姫様である蓬莱山輝夜ほうらいさんかぐや。 card_100_393_01_24 SET_CARD_TEXT,1,1, お互いに途方もない時間を過ごしてきたふたりは、とある料亭にやってきていた。 card_100_393_01_25 SET_CARD_TEXT,1,1, 幻想郷のどこにあるのか、その存在は公表されていない秘密の隠れ家。 card_100_393_01_26 SET_CARD_TEXT,1,1, 格式高そうな穴場のお店のお座敷で、少女たちはお高い料理を囲んでいる。 card_100_393_01_27 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_393_01_28 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_393_01_29 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ま、理由なんてどうでもいいけどね。 card_100_393_01_30 SET_CARD_TEXT,1,1, 美味おいしいものが食べられるなら構わないや」 card_100_393_01_31 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_393_01_32 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_393_01_33 SET_CARD_TEXT,1,1, 料理を前に舌なめずりをするてゐ。 card_100_393_01_34 SET_CARD_TEXT,1,1, 過去にてゐに救われた、その恩を返すためのお誘いだったのだが、 card_100_393_01_35 SET_CARD_TEXT,1,1, 輝夜はそのことをてゐに決して伝えようとはしなかった。 card_100_393_01_36 SET_CARD_TEXT,1,1, 恩返しとは、相手に押しつけるものではない――そう考えているから。 card_100_393_01_37 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_393_01_38 SET_CARD_TEXT,1,1, 「難しいことは考えず、好きなだけ食べて、そして card_100_393_01_39 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_393_01_40 SET_CARD_TEXT,1,1, 食べ終わるまで私と楽しくお話しましょう？」 card_100_393_01_41 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_393_01_42 SET_CARD_TEXT,1,1, 「こういう贅沢ぜいたくも、たまには悪くないね。 card_100_393_01_43 SET_CARD_TEXT,1,1, それじゃあ、せっかくの姫様からの card_100_393_01_44 SET_CARD_TEXT,1,1, ご厚意に甘えて……かんぱ～い♪」 card_100_393_01_45 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_393_01_46 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_393_01_47 SET_CARD_TEXT,1,1, そうして、人生の中の本当に一瞬――須臾しゅゆの時間、長くて短いふたりきりの宴うたげが始まった。 card_100_393_01_48 , WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,