// BOM card_100_394_00,2,45 START, SET_CARD_BG_IN,100394,0, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, もうすぐ夏が終わる。 card_100_394_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, それは、エタニティラルバにとって、好ましくないことだ。 card_100_394_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_394_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 「んぅ……ふわわぁ…… card_100_394_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_394_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, あれ、もう朝になっちゃったの……?」 card_100_394_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_394_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_394_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, 草木に朝露あさつゆが降りる朝。 card_100_394_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, 寒さをしのぐために適当な廃屋で眠っていた彼女は、差しこむ朝日で目を覚ました。 card_100_394_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, 湿った羽をバタバタと振り、廃屋の中からひょっこりと飛びだす。 card_100_394_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_394_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ふふ。おはよう。 card_100_394_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_394_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, あなたも今起きたばっかりなのかしら?」 card_100_394_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_394_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_394_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 朝日の下でぐぐっ……っと背伸びをしながら、 card_100_394_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, ラルバは廃屋の壁で咲き誇るアサガオたちにあいさつを送る。 card_100_394_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, 夏の象徴、この子たちが咲いているあいだは、まだ夏は終わらない。 card_100_394_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, しかし、夏の終わりはもう目の前。 card_100_394_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, アサガオたちがその短い生涯を終えるのは、そう遠い未来ではない。 card_100_394_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, ラルバはアサガオに埋もれるようにして壁に寄りかかると、優しげな微笑ほほえみを彼らに向ける。 card_100_394_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_394_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, 「あなたの顔が見られて、とても嬉しいわ。 card_100_394_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_394_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, それで……今日はどんなお話をしましょうか?」 card_100_394_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_394_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_394_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, アサガオを通して、過ぎゆく夏に想いを馳はせる。 card_100_394_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, 少なくなった蝉の声、枯れ始めた緑葉りょくようの数々。 card_100_394_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, 忘れてしまいそうな夏の名残なごりを耳に残し、ラルバはひとり、穏やかな時間を過ごすのだった。 card_100_394_00_32 , WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,