// BOM card_100_425_00,2,42 START, SET_CARD_BG_IN,100425,0, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, キラキラ輝く飾りで包まれた、見渡す限りのパーティ会場。 card_100_425_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, 豪華な食事に多くの客人。パーティを盛りあげるために奏でられる曲の数々。 card_100_425_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, 今日は、紅魔館こうまかんの記念日を祝う宴会が行われる日。 card_100_425_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, フランドール・スカーレットは見たことのない世界に、目を輝かせていた。 card_100_425_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_425_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, 「――ずっと、世界は card_100_425_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_425_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, 静かな方がいいと思っていたわ」 card_100_425_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_425_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_425_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, 凶暴だから、手がつけられないからという理由でかつて地下に幽閉されていたフラン。 card_100_425_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, 食事や本は運ばれてくるし、そもそも自分から外に出るつもりもなかった。 card_100_425_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, だから、外の世界なんて知るきっかけすらなく、フラン自身もそれでいいと思っていた。 card_100_425_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, ――だけどそれは、間違いだった! card_100_425_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_425_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, 外の世界は、彼女が思っている以上にきれいだった。 card_100_425_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, 外の世界は、彼女が思っている以上に広大だった。 card_100_425_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 未知の体験、見たことのない景色けしきが、外の世界には当たり前のように存在していた。 card_100_425_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_425_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, 「……でも、すこしは、うるさくてもいいかもね」 card_100_425_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_425_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, 辺りを見渡せば、パーティの招待客たちがそれはもう楽しそうな表情を浮かべている。 card_100_425_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, チルノにちょっかいをかけられる美鈴めいりんの賑やかな声が聞こえてくるし、 card_100_425_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, その隣ではルーミアがマイペースに遊んでいる。 card_100_425_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, 地下深くで、ひとりぼっちだったあのときとは、大違いだ。 card_100_425_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_425_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, 「お外に出てきて、本当によかったわ」 card_100_425_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_425_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, ようやく手に入れた幸せな時間に、フランは子供のように笑うのだった。 card_100_425_00_29 , WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,