// BOM card_100_470_01,2,58 START, SET_CARD_BG_IN,100470, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_470_01_1 SET_CARD_TEXT,1,1, 「うーん……想像ですか。何回かはありますけど、 card_100_470_01_2 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_470_01_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 考えても分からないからやめました」 card_100_470_01_4 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_470_01_5 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_470_01_6 SET_CARD_TEXT,1,1, 「そうよね、花の気持ちは花にしか分からないもの card_100_470_01_7 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_470_01_8 SET_CARD_TEXT,1,1, せっかちな桜にも、 card_100_470_01_9 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_470_01_10 SET_CARD_TEXT,1,1, 想いを巡らせることしかできないのよ」 card_100_470_01_11 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_470_01_12 SET_CARD_TEXT,1,1, 幽々子は舞い飛ぶ蝶を指先に止めながら、少しだけ目を細める。 card_100_470_01_13 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_470_01_14 SET_CARD_TEXT,1,1, 「お祭り、楽しめたみたいでよかったわ」 card_100_470_01_15 SET_CARD_TEXT,1,1, 「は、はい」 card_100_470_01_16 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_470_01_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 花の気持ちと同じで、幽々子の気持ちは想像もつかない。 card_100_470_01_18 SET_CARD_TEXT,1,1, ただ、幽々子は……どこか寂しそうにしているようにも感じられた。 card_100_470_01_19 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_470_01_20 SET_CARD_TEXT,1,1, 「……あの、幽々子様」 card_100_470_01_21 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_470_01_22 SET_CARD_TEXT,1,1, 「なぁに、妖夢？」 card_100_470_01_23 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_470_01_24 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_470_01_25 SET_CARD_TEXT,1,1, 脳裏に浮かんだ言葉は、会話の流れとは無関係のものだ。 card_100_470_01_26 SET_CARD_TEXT,1,1, あるいは幽々子も、こうして揺蕩たゆたう感情や言葉を、理屈ではなく感覚で口にしているのかもしれない。 card_100_470_01_27 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_470_01_28 SET_CARD_TEXT,1,1, 「私はまだ未熟ですけど、 card_100_470_01_29 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_470_01_30 SET_CARD_TEXT,1,1, 幽々子様を一人にはしませんから」 card_100_470_01_31 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_470_01_32 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_470_01_33 SET_CARD_TEXT,1,1, その言葉が正解だったかは分からない。 card_100_470_01_34 SET_CARD_TEXT,1,1, ただ、ふっと表情を緩めた幽々子が妖夢に手で触れてくれたことが、 card_100_470_01_35 SET_CARD_TEXT,1,1, その言葉への答えだったように妖夢は感じた。 card_100_470_01_36 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_470_01_37 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ありがとう。これからも頼むわね、妖夢」 card_100_470_01_38 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_470_01_39 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_470_01_40 SET_CARD_TEXT,1,1, 「はい、幽々子様」 card_100_470_01_41 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_470_01_42 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_470_01_43 SET_CARD_TEXT,1,1, 上機嫌に肩に手を回してきた幽々子に、妖夢は微笑む。 card_100_470_01_44 SET_CARD_TEXT,1,1, 冷たい妖夢の身体を、暖かな感情が満たしていた。 card_100_470_01_45 , WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,