// BOM card_100_471_00,2,34 START, SET_CARD_BG_IN,100471, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 竹の中から現れた、かわいいかわいいお姫様。 card_100_471_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, とある老夫婦はそんな彼女をたいそうかわいがり、立派な淑女へと育て上げた。 card_100_471_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, お姫様は数多くの求婚を断り続け、ついには老夫婦にお礼を告げ、 card_100_471_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 月へと帰ってしまった――そんな、ありきたりな昔話。 card_100_471_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_471_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, ――しかし、その話の裏側には、ひとりの少女の物語が存在した。 card_100_471_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, 月とは何も関係ない、地上で生まれ育った貴族の娘。 card_100_471_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, だが、父が月のお姫様に恥をかかされたことで、彼女の人生は大きく傾いてしまう。 card_100_471_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, 少女は、父を愚弄ぐろうした女が許せなかった。 card_100_471_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, だから、女が残していった不老不死の薬を奪い、飲みこんだ。 card_100_471_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_471_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, その瞬間から、少女は人間ではなくなり、そして永遠を過ごすこととなる。 card_100_471_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, 復讐のために選んだ道だ。そこに後悔などありはしない。 card_100_471_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, あるのは、地獄の窯のようにぐつぐつと煮えたぎる復讐心ふくしゅうしんだけ。 card_100_471_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_471_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, 「人間じゃないやつを殺すんだ。 card_100_471_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_471_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 私が人間をやめるのは当然だろう?」 card_100_471_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_471_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_471_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, 少女――藤原妹紅ふじわらのもこうは終わりのない時の中で、いつか必ずあの女を殺すと心に誓った。 card_100_471_00_21 , WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,