// BOM card_100_471_01,2,48 START, SET_CARD_BG_IN,100471, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, ――あれから千年以上の月日が流れた。 card_100_471_01_1 SET_CARD_TEXT,1,1, 蓬莱ほうらい人となった少女はひとり静かに竹林で暮らしていた。 card_100_471_01_2 SET_CARD_TEXT,1,1, 静かとは言っても、月のお姫様と顔を合わせれば殺し合いが発生するし、 card_100_471_01_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 最近知り合ったワーハクタクの寺子屋仕事を手伝ったりもしている。 card_100_471_01_4 SET_CARD_TEXT,1,1, それなりに充実し、そして殺伐としている生活を送っていた。 card_100_471_01_5 SET_CARD_TEXT,1,1, そんな彼女はある日、竹林の中で仇敵きゅうてきの使いの姿ー妖怪はびこる丑三つ時に肝試しを行うーを見た。 card_100_471_01_6 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_471_01_7 SET_CARD_TEXT,1,1, 「人間なんてめったなことじゃ card_100_471_01_8 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_471_01_9 SET_CARD_TEXT,1,1, 立ち寄らない深い深い竹林で、 card_100_471_01_10 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_471_01_11 SET_CARD_TEXT,1,1, あの女の関係者が肝試しを行うなんて…… card_100_471_01_12 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_471_01_13 SET_CARD_TEXT,1,1, ずいぶんと不用心なんじゃあないか?」 card_100_471_01_14 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_471_01_15 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_471_01_16 SET_CARD_TEXT,1,1, あれから千年以上の月日が流れた。 card_100_471_01_17 SET_CARD_TEXT,1,1, しかし、少女の復讐心ふくしゅうしんは決して薄れたりなどしていない。 card_100_471_01_18 SET_CARD_TEXT,1,1, むしろ、反省の色すらない仇敵きゅうてきのせいで、増長してさえいる。 card_100_471_01_19 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_471_01_20 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ちょうどいい機会だ。ここいらで、 card_100_471_01_21 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_471_01_22 SET_CARD_TEXT,1,1, 私の怒りってやつを再認識してもらおうか」 card_100_471_01_23 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_471_01_24 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_471_01_25 SET_CARD_TEXT,1,1, 本人ではないが、関係者なら自分の怒りを受ける義務というものがある。 card_100_471_01_26 SET_CARD_TEXT,1,1, そもそも、憎きあの女からの差し金ならば、容赦などする必要がどこにあろうか。 card_100_471_01_27 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_471_01_28 SET_CARD_TEXT,1,1, 「今宵こよいの弾は、 card_100_471_01_29 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_471_01_30 SET_CARD_TEXT,1,1, お嬢ちゃんのトラウマになるよ」 card_100_471_01_31 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_471_01_32 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_471_01_33 SET_CARD_TEXT,1,1, これは、完全な八つ当たり。 card_100_471_01_34 SET_CARD_TEXT,1,1, 千年以上かけて積み上げた怒りをぶつける――そんなむなしい戦いだ。 card_100_471_01_35 , WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,