// BOM card_100_546_00,2,53 START, SET_CARD_BG_IN,100546, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 豊聡耳神子とよさとみみのみこには、ふたりの従者が存在する。 card_100_546_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, ひとりは、風水を操り、神子と同じ尸解仙しかいせんを自称する道士物部布都もののべのふと。 card_100_546_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, そしてもうひとりは、布都の策略により尸解仙しかいせんとなれなかった亡霊、 card_100_546_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 蘇我屠自古そがのとじこである。 card_100_546_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_546_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, 「布都が私にしたことを許すつもりはないが、 card_100_546_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_546_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, もう怒ってはいない。 card_100_546_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_546_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, 今の幽体からだも結構気に入っているからな。 card_100_546_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_546_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, 歩いても足は疲れないし、割と便利なんだぞ?」 card_100_546_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_546_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_546_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, 布都と屠自古は同じ従者という立場にいながら、顔を合わせるたびに言い合いをする仲だ。 card_100_546_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, しかし、そんな彼女たちはお互いに相手のことを従者として認めている。 card_100_546_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_546_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 「布都がどう思っているかは知らないが、 card_100_546_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_546_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, 太子様に対する忠誠心は私のほうが高いよ。 card_100_546_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_546_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, 太子様は私にとって、とても大切な御方おかただ。 card_100_546_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, この幽体からだが消えるときまで、 card_100_546_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_546_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, 私はあの人をそばで支え続けると決めている」 card_100_546_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_546_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_546_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, 尸解仙しかいせんと亡霊。その在り方は似ているようでまったく異なる。 card_100_546_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, 死から逃れる神子と布都は、いつか死神に地獄へと連れていかれてしまうかもしれない。 card_100_546_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, そのとき、亡霊である屠自古はひとり置いていかれる立場にある。 card_100_546_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, だが、彼女にとってそんなことはささいな問題でしかない。 card_100_546_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_546_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, 「無理かどうかなんて関係ない。 card_100_546_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, どれだけ困難な道だろうが、 card_100_546_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_546_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, 太子様と添い遂げるためなら……やってやんよ!」 card_100_546_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_546_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_546_00_38 SET_CARD_TEXT,1,1, 亡霊となっても、親愛なる主にその身を捧ささげる蘇我屠自古。 card_100_546_00_39 SET_CARD_TEXT,1,1, 彼女の忠誠心は、幻想郷げんそうきょうの住人の中でも十指に入ることだろう。 card_100_546_00_40 , WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,