// BOM card_100_552_00,2,56 START, SET_CARD_BG_IN,100552, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 幻想郷げんそうきょうと外の世界は結界によって隔絶されている。 card_100_552_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_552_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, しかし、完全にその繋がりが断たれてしまったわけではない。 card_100_552_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 外の世界で忘れられたもの、結界が緩んだ際に誤って迷いこんでくるもの。 card_100_552_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, 多種多様な物品、存在が、時折幻想郷げんそうきょうに流れ着いてくる。 card_100_552_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_552_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, そんな珍品を扱っている古道具屋こそが、 card_100_552_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, 森近霖之助もりちかりんのすけが店主を務める香霖堂こうりんどうである。 card_100_552_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_552_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, 「おっと、今日はもう店じまいをしようと card_100_552_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_552_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, 思っていたんだが、お客さんが来てしまうとはね。 card_100_552_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_552_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, いや、遠慮はしなくていい。最近は閑古鳥が card_100_552_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_552_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, 鳴いていたからね。好きに見ていくといい」 card_100_552_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_552_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_552_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, そう言って、霖之助は近くの棚を指し示すが、 card_100_552_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, そこには「非売品」と書かれた物品が所狭しと並んでいた。 card_100_552_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_552_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ああ、そう、言い忘れていた。 card_100_552_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, 僕にはちょっと重い…… card_100_552_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_552_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, いや割と重めの収集癖があってね。 card_100_552_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_552_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, 珍しいものを拾ってきては店に並べるんだが、 card_100_552_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_552_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, いつも手放すのが惜しくなる。 card_100_552_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_552_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, だから、売りたくないものには card_100_552_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_552_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, こうして非売品の印をつけているんだ」 card_100_552_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_552_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_552_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, 『未知のアイテムの名称と用途が判る程度の能力』を持つ彼は自分の能力を生かすために card_100_552_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1, 個人で店を開いたが、そもそも商売人向けな性格ではないため、店の運営を苦手としている。 card_100_552_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1, 商品を客に売らずに自分のもとで保管するなどという行いを悪びれることなくやる時点で、 card_100_552_00_38 SET_CARD_TEXT,1,1, 彼は幻想郷げんそうきょうの中でも特に客商売に向いていないのだ。 card_100_552_00_39 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_552_00_40 SET_CARD_TEXT,1,1, 「まぁ、欲しいものがあったら言ってくれ。 card_100_552_00_41 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_552_00_42 SET_CARD_TEXT,1,1, それが非売品でないかぎりは売ってあげるから」 card_100_552_00_43 , WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,