-------------- 魔理沙の家 -------------- 霧雨 魔理沙: ただいま~。 古明地 こいし: おかえり~。 霧雨 魔理沙: また来ていたのか……。ここのところ、 いつも私の家にいるよな、お前。 古明地 こいし: だって、変な絵が描いてある本とか、 色が変わる魔法の実験とか、いろいろ面白いし。 古明地 こいし: それに、いつもお部屋が散らかってるから、 なにか探すとき、宝探しみたいで楽しいの! 霧雨 魔理沙: うーん、たしかに床が見えなくなってきたな。 そろそろ掃除しようとは思っていたけど……。 霧雨 魔理沙: よし、ちょうどいい! いまから掃除するか! 最近ずっと入り浸ってんだから、お前も手伝え! 古明地 こいし: うん! やるやる。 おそうじ~おそうじ~♪ 古明地 こいし: ねえねえ、この本棚もお外に出せばいいの? 霧雨 魔理沙: ああ、そうだな。 棚の本は虫干ししといてくれ。 古明地 こいし: はーい。 霧雨 魔理沙: アイツがテキパキ働いてくれるから、 私は床を拭くだけで済みそうだぜ……。 古明地 こいし: ふぅ~。それにしても、やっぱりこのお家って、 面白そうな物がいっぱいあるな~。 古明地 こいし: あれ? なんだろう、このボールみたいなの。 ボタンが付いてる! 押してみようっと。 霧雨 魔理沙: お~い。なにサボってん……、って、ま、待て! 今すぐ放せ! そいつは爆弾……! 古明地 こいし: えいっ。 霧雨 魔理沙: げほっ、げほっ。おいおい……。 ホコリどころか、屋根まで吹き飛んじゃったよ……。 古明地 こいし: でも、床はキレイになったね。 霧雨 魔理沙: くそぉ……。こんなことなら、横着しないで 最初から一人で掃除すりゃよかった……。