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霧の湖
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チルノ:
よぉーし、次こそ絶対……それっ!
チルノ:
あ~あ、またダメだった。
ていうか、水に石投げて跳ねるワケないじゃん。
霧雨 魔理沙:
ハハハッ。ホントに下手だな。
こんなもんコツを掴めばすぐに……それっ!
霧雨 魔理沙:
へへっ、どうだ!
ま、不器用なお前には、一生ムリかもな。
チルノ:
もぉーっ! バカにしちゃって。
あたいだって本気を出せば……あ、そうだ。
チルノ:
ふふーん。次は絶対うまくいくからね。
しっかり、見ててよ……えいっ!
チルノ:
やったー! 大成功ー!
霧雨 魔理沙:
驚いた。今、5回くらい跳ねたな。
……ん、あれ?
霧雨 魔理沙:
おいおい、なんだよ。氷を張ってたのか。
そりゃ、石もうまいこと跳ねるよな……。
チルノ:
へっへーん。こんなこと思いつくなんて、
あたいってば天才かも。もう一回、そりゃっ!
???:
いったぁ!!
チルノ:
……あ。
博麗 霊夢:
いったた……。ちょっと、誰よ。
石を投げたりしたヤツは。
チルノ:
ど、どうも~、博麗の巫女様。
きょ、今日は本当にいい天気で……。
博麗 霊夢:
……そう、あんたが投げたのね。
覚悟しなさいよ、このイタズラ妖精!
チルノ:
うわ~ん、ごめんなさ~い!
わざとじゃないんです~!
霧雨 魔理沙:
調子に乗るからだぜ、まったく。
やっぱり不器用なヤツだったな。