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紅魔館
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チルノ:
ぎゃー! ごめんなさいって言ってるのにー!
フランドール・スカーレット:
待ちなさいっ! 許すもんですか。
よくも庭の花を氷漬けにしてくれたわね!
チルノ:
バレないうちに逃げようと思ってたのに……、
って、うわあ! ヤバイ、行き止まりだ!
フランドール・スカーレット:
ふふん、もう逃げ場はないわよ。
観念しなさい……。
チルノ:
こ、これをあげるから許して!
フランドール・スカーレット:
これは……氷でできた、花?
フフフ、結構キレイじゃないの。
フランドール・スカーレット:
そうねぇ……。この花に免じて、
今回は見逃してあげる。私と遊んでくれたらね。
チルノ:
ええっ、ほんと?
そんなことでいいの? やっさし~い!
チルノ:
……でも残念。お断り!
フランドール・スカーレット:
うわぁっ!? な、何が起こったの?
チルノ:
へへんっ。目くらまし大成功~。
今のうちに逃げちゃおーっと……。
???:
そうはいかないわ。
チルノ:
のわぁ!? あ、あんたは……。
レミリア・スカーレット:
庭を覗いたら、花が氷漬けになってたんだけど、
あなた、何か知らない?
チルノ:
そ、それは……。
フランドール・スカーレット:
……よくもやってくれたわね。
私をダマすなんて、いい度胸じゃない。
チルノ:
う、ううう……。ご、ごめんなさああーーい!
フランドール・スカーレット:
待ちなさいっ!
逃げられると思ってるの!
チルノ:
うええ~ん!
これなら、素直に遊んでればよかった!