--------------
大図書館
--------------
パチュリー・ノーレッジ:
うーん……。
……あら、レミィ。遊びに来たの?
レミリア・スカーレット:
ええ、そうよ。
……どうしたの、パチェ? 何か悩み事?
パチュリー・ノーレッジ:
そうなの。
また、魔理沙に本を盗まれてね。……はぁ。
レミリア・スカーレット:
あらあら。でも、そうねぇ……。
レミリア・スカーレット:
ねぇ、パチェ。トラップを仕掛けましょう。
レミリア・スカーレット:
次に魔理沙が来た時のために落とし穴はどう?
それだけじゃないわ。空中に張るネットに、爆破も!
パチュリー・ノーレッジ:
……それじゃあ甘いわ、レミィ。
こういうのは、どうかしら?
パチュリー・ノーレッジ:
入室すぐの強力なフラッシュに、飛び出すツチノコ!
強粘着のネットで捕まえて、私の魔法による大爆破!
パチュリー・ノーレッジ:
これらすべてのトラップに魔理沙が引っかかるの!
それを見られるのは、とても面白そうでしょ、レミィ?
レミリア・スカーレット:
最高! と~っても面白そうね。
じゃあ早速、仕掛けを作りましょう。パチェ!
--------------
数時間後
--------------
パチュリー・ノーレッジ:
完成したわ! さあ、いつでも来なさい魔理沙!
こっちは、ネズミ捕りの準備万端よ……!
十六夜 咲夜:
お嬢様、パチュリー様。失礼します。
レミリア・スカーレット:
えっ? さ、咲夜!?
待って! 今はダメ!
十六夜 咲夜:
お嬢様!? パチュリー様!?
何が起きたのですか!? ご無事ですか!?
レミリア・スカーレット:
けほっ、けほっ。くっ……。
失敗ね……。次こそは必ず……。
パチュリー・ノーレッジ:
そうね……。自動で発動させたのが敗因だったわ……。
次は遠隔操作で発動させるようにすれば……!
十六夜 咲夜:
何をしていたのかと思えば……。
心配して、損しました……はぁ。