-------------- 大図書館 -------------- パチュリー・ノーレッジ: うぅ、いつもより体がだるい……。 霧雨 魔理沙: お? パチュリーが寝ているなんて珍しいな。 まあ、いいか。今日も本を借りていくぜ〜。 パチュリー・ノーレッジ: ……また、ネズミが本を盗みに来たのね。 げほっ、げほっ。 霧雨 魔理沙: おいおい、どうしたんだよ、その顔色。 大丈夫か? パチュリー・ノーレッジ: なんでもないわ。気にしないで……。 げほっげほっ! ……ううっ。 霧雨 魔理沙: いや、なんでもあるだろ! ちょっと待ってろ。永琳を呼んでくる! パチュリー・ノーレッジ: そこまでしなくていいから。……でもその代わり、 いくつか頼みごとを聞いてほしいんだけど……。 霧雨 魔理沙: 頼みごと? わかった。なんでも言ってくれ! パチュリー・ノーレッジ: じゃあ、さっそくだけど……。 何か、飲み物を持ってきてくれない? 霧雨 魔理沙: いいぜ、ちょっと待ってろ。 霧雨 魔理沙: ……おーい、咲夜! パチュリーが飲み物を持ってきてくれってさ! 霧雨 魔理沙: よし、頼んできたぜ。 それじゃ次はなんだ? パチュリー・ノーレッジ: ……次は、あの魔法薬を取ってちょうだい。 身体の調子を整えるためのものなんだけど……。 霧雨 魔理沙: この棚でいいんだよな。……うーん、これか? あ、違うな。えーっと、あった! 霧雨 魔理沙: ほら、持ってきたぞ! まだなんかあるか? 遠慮せずに言ってくれ! パチュリー・ノーレッジ: あ、ありがとう。 じゃあ、お言葉に甘えて、次はね……。 パチュリー・ノーレッジ: ……うん、だいぶ落ち着いてきたわね。 ありがとう。ちょっと見直したわ。 霧雨 魔理沙: よかったよかった。じゃ、そろそろ 私は、おいとまさせてもらうぜ。 パチュリー・ノーレッジ: ちょっと待って。 パチュリー・ノーレッジ: 今日は助けてもらったから、 お礼として好きな本を持っていっていいわよ。 霧雨 魔理沙: えっ!? ほ、本当か? あー、いや……。うーん。 霧雨 魔理沙: やっぱ、やめとく。今日はそんな気分じゃないからな。 ちゃんと休めよ? じゃあな〜。 パチュリー・ノーレッジ: ふふ……、変な子。でも、ああだから みんな彼女を憎み切れないのよね。