-------------- 地下室 -------------- フランドール・スカーレット: あー、暑い! なんなの今日は……。 妖精メイド: 失礼します。お食事をお持ちしました。 フランドール・スカーレット: ああ、ありがとう。 ……あれ? 急に涼しくなった? 妖精メイド: それじゃ、お皿を並べますねー。 おっとっと……。 フランドール・スカーレット: (この冷気……。こいつ、あの氷の妖精ね。 メイドに化けてイタズラしてるのか) フランドール・スカーレット: (どうしようかなあ。遊んであげてもいいけど。 いや、ここは……) 妖精メイド: よーし、並べ終わった! 次はスプーンを……。 フランドール・スカーレット: ねえ、こんな所で何してるの? 氷の妖精、チルノさん? 妖精メイド: えっ、えええっ!? チルノ: どうしてバレたのかなあ……。 うまく変装できたと思ったのに! フランドール・スカーレット: 残念だったわね。さてと、このイタズラ妖精に、 どんな罰を与えようかしら? チルノ: な、なにおう……! そっちがその気なら、あたいだって! フランドール・スカーレット: あら、やる気十分じゃない。 それじゃあ、私となぞなぞ勝負よ! チルノ: なぞなぞ勝負? ようし、負けないよ! えーと、じゃあねぇ……。 チルノ: パンはパンでも、食べられないパンはなんだ!? フランドール・スカーレット: 答えは、フライパンよ。 チルノ: えぇ~! なんで、わかったの!? フランドール・スカーレット: そんなの、定番中の定番じゃない。 じゃあ、今度は私が問題を出すわね。 フランドール・スカーレット: 虹の真ん中を取ると、あなたが私にプレゼント してくれるものになるわ。それは、なに? チルノ: 虹の……真ん中……? プレゼント……? うーん……、えーと……。 チルノ: うぅ……えええ? わかんないよぉ……。 プレゼント……、プレゼント……、そうだ! チルノ: あたいがプレゼントするのは……氷の弾幕だー! フランドール・スカーレット: 答えとしては、いい線だけど、ハズレよ。 それじゃ、今度はこっちの番ね。えーい! チルノ: きゃうっ!? や、やーらーれーたー……。 ……ガクッ。 フランドール・スカーレット: 大量の氷と、気絶した氷の妖精。 これでしばらく、涼しく過ごせそうね。 フランドール・スカーレット: 虹は英語でレインボウ。真ん中のンを抜いたら、 冷房。これが、あなたからのプレゼントよ♪ フランドール・スカーレット: はー、涼しいわ~。やっぱり、 なんとかとハサミは使いようね。