-------------- 永遠亭 -------------- 射命丸文：幻想郷一の記者である、この私。これまで、数々の真実を白日の下にさらしてきましたが…… 射命丸文：ある事件については、確たる証拠を得られず記事にするのを諦めざるを得ませんでした。射命丸文：その事件とは……、因幡てゐ！あなたの詐欺についてです！因幡てゐ：はぁ～？　私が詐欺だって？因幡てゐ：困るわねぇ、そういう悪質なデマ。私ほど、正直で誠実な兎なんていないのに。射命丸文：くっ……。そうやって、いつもいつものらりくらりと逃げるんですから。射命丸文：今日こそは、絶対にネタを上げさせてもらいますよ。ということで……。射命丸文：てゐさん、私を詐欺ってください！因幡てゐ：ハァ！？射命丸文：この手段ならば、確実に証拠が手に入ります。記事のためには、こうするしかありません！因幡てゐ：いや、あんた何言ってんのよ。そもそも、私は詐欺なんかしてないし……。因幡てゐ：というかさ、新聞記事を書くために事件を起こすのって、さすがにどうなの？射命丸文：うっ……。推定詐欺師に、常識を説かれてしまうとは。射命丸文：しかし、世に詐欺兎の真実を伝えることこそ、幻想郷一の記者である、私の使命！射命丸文：なんと言われようと、絶対に詐欺してもらいますよ～っ！因幡てゐ：うぇっ！？　お、追いかけてくるなぁ～っ！