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地霊殿
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古明地 こいし:
そろそろお腹すいてるかなぁ?
エサをあげに行かなきゃ。
古明地 さとり:
こいし、少しいいかしら?
古明地 こいし:
どうしたの、お姉ちゃん?
今から、ペットのエサやりに行くんだけど……。
古明地 さとり:
そのペットの事よ。あまり聞けてなかったけど、
ちゃんとお世話できているかと思って。
古明地 こいし:
毎日お世話するの、すごく楽しいよ!
ありがとう、お姉ちゃん!
古明地 こいし:
そうだ聞いて!
あの子ね、5本目の足が生えてきたの!
古明地 さとり:
え、5本目の足……?
古明地 こいし:
あとね、身長も私より伸びたし、この前、地上で、
熊さんに勝ったから、きっと狩りもできるよ!
古明地 さとり:
地上で、熊に!?
こいし、そのペットは、いったい……?
古明地 さとり:
い、今の唸り声は何!?
なんだか、とても凶暴そうな……!
古明地 こいし:
あっ、いけない! 早く行かないと!
あの子、お腹すくと機嫌悪くなって暴れるんだよ。
古明地 さとり:
えっ!? 五本足で熊に勝つペットが、暴れる!?
ちょっと、こいし、それは……っ!?
古明地 こいし:
ごめんね、お姉ちゃん!
また後で、お話しようね!
古明地 さとり:
待って! あなたは何を育てているの!?
戻ってきて、こいしーっ!?