-------------- 博麗神社 -------------- 宇佐見 菫子： レイムっち！　遊びに来たよ！ 博麗 霊夢： あら、いらっしゃい菫子。 最近外に帰れていないみたいだけど、大丈夫？ 宇佐見 菫子： 大丈夫、大丈夫！ むしろ、幻想郷に居られることが嬉しいの！ 宇佐見 菫子： それに、幻想郷の復興を見届けることの方が、 あっちに帰るより、よっぽど大切だわ！ 博麗 霊夢： まったく……。 宇佐見 菫子： でもね……。はぁ……。 ううっ、く、苦しい……っ！ 博麗 霊夢： えっ、どうしたの！？　大丈夫？ 宇佐見 菫子： ……ジュースが飲みたい。 博麗 霊夢： ……はぁ？ 宇佐見 菫子： お酒は飲めないし、お茶にも飽きた！ 炭酸ジュースが飲みたーい！ 博麗 霊夢： まったく、そんなことで……。 って、炭酸ジュース？　何それ？ 宇佐見 菫子： 甘くて刺激的で、とても美味しい飲み物なの！ 久しぶりに、飲みたいなぁ……！ 博麗 霊夢： 甘くて刺激的で、とても美味しい？ 幻想郷じゃ、聞いたことがないわね……。 博麗 霊夢： そういうものなら、物珍しさもあって売れる！ 境内で売り出せば、きっと参拝客も増える！ 博麗 霊夢： ねぇ、菫子！ 炭酸ジュースの素材と作り方を、教えて！ 宇佐見 菫子： うんうん、そうだよ。なければ作ればいいんだ！ ちょっと待ってて。今作り方とか調べてみる！ 宇佐見 菫子： あっ……。ゴメン、レイムっち。 スマホ圏外で、調べられない……。 博麗 霊夢： ……今あるもので、満足するしかなさそうね。 甘くなくて刺激もないお茶しかないけど、飲む？ 宇佐見 菫子： うん、飲む。……ありがとう。