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博麗神社
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豊聡耳 神子:
『月明かり 想ひて走る 幻想郷』
……ですか。まあ、こんなところでしょう。
蓬莱山 輝夜:
や、やっと認めてくれたのね?
ってことは……。
蓬莱山 輝夜:
終わったー!
月見試合、第二戦、これにて終了よ!
鈴仙・優曇華院・イナバ:
お疲れさまです、姫様!
これで、あと3箇所ですね!
蓬莱山 輝夜:
さっさと次に行くわよ、鈴仙!
今度はどこ?
鈴仙・優曇華院・イナバ:
はい! 次に向かうのは、地霊殿です!
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地霊殿
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古明地 さとり:
……ああ、団子を供えるなら、そこにどうぞ。
で、月見試合ですか? 内容はなんでしょう?
蓬莱山 輝夜:
……さすが、心が読めるサトリ妖怪。
話が早いわね。
鈴仙・優曇華院・イナバ:
ええと、すでに事情はおわかりのようですが、
一応こちらの手紙をお読みください。
古明地 さとり:
うん……うん……、うん? なるほど。
では、やりましょうか。月見試合、第三戦……
古明地 さとり:
綱引き対決を!
蓬莱山 輝夜:
今度は綱引き!?
……で、貴方と対決すればいいの?
古明地 さとり:
いえ、ペットたちとやっていただきます。
近頃、みんな運動不足気味なものでして。
蓬莱山 輝夜:
ペ、ペットか……。貴方のペットが相手って、
なかなか骨が折れそうね。
古明地 さとり:
安心して。お空やお燐たちみたいな強力なのは、
お散歩に出ちゃってていないから。
古明地 さとり:
それじゃ、準備してきます。
鈴仙・優曇華院・イナバ:
どうやら、ここは団体相手のようですし、
私も一緒に頑張ります!
蓬莱山 輝夜:
そうね。さっさと勝って終わらせるわよ!
古明地 さとり:
えーと。空におわす頂点のお団子さまへ……。
これより月見試合を奉じます。いざ、はじめ!
輝夜・鈴仙:
そーれ! そーれ!
さとりのペット:
わーっしょい! わーっしょい!
古明地 さとり:
勝負あり! 永遠亭陣営の勝利よ!
蓬莱山 輝夜:
よ、ようやく終わった……。
鈴仙・優曇華院・イナバ:
疲れましたね……。でも、これであと二つです。
さあ、次は妖怪の山に向かいましょう!
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妖怪の山
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射命丸 文:
なるほど、わかりました。協力しましょう!
月見試合、第四戦は……。
射命丸 文:
相撲対決です!
蓬莱山 輝夜:
相撲!? また重いのが来たわね……。
で、相手は誰? 貴方かしら?
射命丸 文:
いえいえ、相撲好きといえば……。
河童たち:
うおおおおおお!
鈴仙・優曇華院・イナバ:
河童!
たしかに、河童は相撲好きの妖怪でした。
射命丸 文:
それでは、早速始めましょう。
「炸裂! 月の姫の下手投げ!!」ってとこですか。
蓬莱山 輝夜:
ちょっと、記事にするつもり!?
射命丸 文:
こんな面白いこと、記事にしないわけには
いかないですよ。ささ、土俵に上がって。
蓬莱山 輝夜:
……もうヤケクソよ。
さあ、かかってらっしゃい!
鈴仙・優曇華院・イナバ:
それでは! 空におわす頂点のお団子さまへ……。
これより月見試合を奉じます。いざ、はじめ!
蓬莱山 輝夜:
あなたで、最後よ! どおりゃああ〜!!
鈴仙・優曇華院・イナバ:
なんと見事な下手投げ……!
姫様、ご立派です!
射命丸 文:
明日の一面、いただきました!
「百戦無敗! 秘められし怪力無双、輝夜関!」
蓬莱山 輝夜:
はあはあ……そんなに、取ってない……。
もういいわ、好きにして……。
鈴仙・優曇華院・イナバ:
これで4箇所、回りましたね。
さあ、最後の永遠亭に戻りましょう。
蓬莱山 輝夜:
ええ、そうしましょう。……ところで、
永遠亭での月見試合は、どうするのかしら。
鈴仙・優曇華院・イナバ:
そういえば。管理人と試合をするようですが、
……いったい誰と戦うのでしょう?