パチュリー・ノーレッジ: な、なんなのこれ? 目の前が真っ暗に……。 パチュリー・ノーレッジ: ……って、あら? これって、もしかして……。 -------------- 紅魔館・庭園 -------------- パチュリー・ノーレッジ: ふう。何かと思えば、人形が顔を覆って 目隠ししてただけだったのね。 レミリア・スカーレット: ここで人形が出てくるってことは、 まさか……。 アリス・マーガトロイド: ご明察。私が操ってたのよ。 アリス・マーガトロイド: でも、残念。びっくりさせようと頑張ったのに、 あんまり驚いてくれなくて、がっかりだわ。 フランドール・スカーレット: う、うう~ん……。 パチュリー・ノーレッジ: フラン……、まだ気を失ってるみたいね。 レミリア・スカーレット: どういうこと? あなたがカボチャ頭なの? フランを襲ったのも、あなた? アリス・マーガトロイド: いいえ、違うわ。私が気づいた時、 あなたの妹は、もう気絶してた。 アリス・マーガトロイド: 私はただ、ここに来る人をおどかすよう、 言われてただけよ。 パチュリー・ノーレッジ: ……言われた? 誰に? アリス・マーガトロイド: それは秘密。少なくとも、 あなたたちが探してるカボチャ頭じゃないわよ。 レミリア・スカーレット: あっ! あれを見て! カボチャ頭よ! パチュリー・ノーレッジ: えっ、どこ!? レミリア・スカーレット: 図書館の方へ向かったわ。 ぜえ~ったい、逃がさないわよ! パチュリー・ノーレッジ: ま、待ってよ、レミィ! そこの人形遣い、妹様を任せたわよ。 アリス・マーガトロイド: ああ、はいはい。もちろんよ。 パチュリー・ノーレッジ: まさか図書館に逃げるなんて。 なんだかんだいって、ここも広いのよね。 レミリア・スカーレット: 本棚の間とか、隠れる場所も多そう。 二手に分かれた方が、いいかもしれないわ。 パチュリー・ノーレッジ: それは、いいけど……。気をつけてね。 咲夜とフランを襲った相手よ。 レミリア・スカーレット: そっちこそ、あっさりやられないでよね。 じゃ、私はこっちを探してみるわ。 パチュリー・ノーレッジ: さて、私はあっちかしら。……ん? パチュリー・ノーレッジ: 向こうから物音が……。 魔導書があるあたりね。 パチュリー・ノーレッジ: たぶん、こっちの方だったと思うけど……。 パチュリー・ノーレッジ: この本棚の裏……、そこね! パチュリー・ノーレッジ: あれ、いない? でも、音はたしかにここから……。 パチュリー・ノーレッジ: 今の音……まさかっ! パチュリー・ノーレッジ: カ、カボチャ頭……!