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大図書館
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パチュリー・ノーレッジ:
あんたがカボチャ頭の殺人鬼ね。
覚悟なさい、今すぐ私が捕まえて……。
パチュリー・ノーレッジ:
あれ……? か、身体が動かない!?
パチュリー・ノーレッジ:
マ、マズい! このままじゃ……!?
レミリア・スカーレット:
やったー! ついに捕まえたわよ、カボチャ頭!
パチュリー・ノーレッジ:
今の声は……、レミィ?
って、あれ? カボチャ頭は?
パチュリー・ノーレッジ:
と、とりあえず、レミィの所へ。
レミリア・スカーレット:
もう逃げられないからね!
おとなしくしなさいよ。
パチュリー・ノーレッジ:
レミィ! カボチャ頭を捕らえたって……。
レミリア・スカーレット:
ああ。来たのね、パチェ。
そうよ。見事に捕まえてやったわ。
レミリア・スカーレット:
こいつ、隠れもせず普通に本を読んでたのよ。
油断してたみたいね。
パチュリー・ノーレッジ:
カボチャ頭が、こっちにもいた?
じゃあ、私が見たのは……?
レミリア・スカーレット:
さあ、あんたの正体は誰なのか。
この被り物は取らせてもらうわよ!
霧雨 魔理沙:
いたたた……、これが例の合図なのか?
パチュリー・ノーレッジ:
ま、魔理沙!? あなたがカボチャ頭だったの?
レミリア・スカーレット:
そうだったのね。あんたがみんなを襲って……。
私のパーティをめちゃくちゃにしたのね!
霧雨 魔理沙:
ち、違う! 誤解だ!
こんなの、聞いてた話と違うぞ!
レミリア・スカーレット:
何が違うっていうの?
カボチャ頭は、あんたでしょうが!
霧雨 魔理沙:
た、たしかに、カボチャの被り物はしてたけど、
それは、咲夜に脅されて……。
レミリア・スカーレット:
咲夜? どうして、そこで咲夜が出てくるのよ。
その咲夜だって、あんたが襲ったんでしょ。
霧雨 魔理沙:
いや、だからそれは、そういう演出で……。
レミリア・スカーレット:
言い訳無用! パーティを荒らして、
咲夜たちを襲った罪、絶対に償ってもらうから!
パチュリー・ノーレッジ:
イタズラにしても、さすがにやり過ぎよ。
一旦ホールへ連れて行きましょ。
霧雨 魔理沙:
だからー! 誤解なんだってー!
霧雨 魔理沙:
くっそ~、こんなのまったく聞いてないぞ。
レミリア・スカーレット:
まだ言ってるの? いい加減、罪を認めたら?
パチュリー・ノーレッジ:
あら? なんだか騒がしいわね。
レミリア・スカーレット:
み、見て、パチェ! ステージの上!
あそこに血まみれでいるのって……。
フランドール・スカーレット:
お姉様、パチュリー……。
どうして、私を置いて行っちゃったの……?
パチュリー・ノーレッジ:
フ、フラン!? どうしてあそこに?
っていうか、あの血は……?
フランドール・スカーレット:
私……、とっても寂しくて寂しくて……。
だから二人にも……、同じ思いをしてもらうわ!
パチュリー・レミリア:
きゃああああああっ!!