-------------- 命蓮寺ランド -------------- 寅丸 星: さて、どうしますか? ブラックジャックを続けるか、別のゲームか。 古明地 さとり: ゲームに勝ち続けても、相手のチップは減らない。 かといって、勝負を降りるわけには……! 博麗 霊夢: さとり、さっきの礼は、ここで返すわ。 この勝負、私も乗る。 因幡 てゐ: 面白そうだし、私も参加しまーす。 人が増えればチップも大きく動くしね。 古明地 さとり: みなさん……ありがとうございます。 因幡 てゐ: それじゃ、決まり。 次のゲームは、みんなでバカラだ! 博麗 霊夢: か、かなり稼いでるはずなのに、 全然あっちのチップ減ってないんだけど……。 因幡 てゐ: いや、参ったね……。 ちょっと勝ち目が見えないかも? 古明地 さとり: 勝ちが見えなくても、あきらめるわけには……! ディーラー! 次を始めなさい! 寅丸 星: かしこまりました。 では、カードを配ります。 古明地 さとり: ダメね……。手持ちも少しずつ減ってきた。 博麗 霊夢: どんどん掛け金も吊り上がってるし、 このままじゃ、こっちのチップが尽きるわよ。 因幡 てゐ: ……よし、私は一旦降りる! ちょっとチップ集めてくる! 博麗 霊夢: はあ? 集めるって……。 因幡 てゐ: まあ、任せときなって。 戻ってくるまでに負けないでよ! 博麗 霊夢: 行っちゃったけど、どうする? 古明地 さとり: ……他にできることもありません。 とりあえず、ゲームを続けましょうか。 博麗 霊夢: ごめん。私の分のチップ、 これで完全に消し飛んだ……。 古明地 さとり: いえ。私も、残り一枚ですし……。 寅丸 星: では、カードを配ります。 ……こちらは7ですね。 古明地 さとり: こちらは、3……。 ああ、これで手持ちのチップは……。 因幡 てゐ: まだまだあるよ! 因幡 てゐ: はっはっは! 見てよ、このチップの山! こっからが、逆転のはじまりさ!